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2008年8月 8日 (金)

味の素グループCSRレポート2008を読みました

味の素グループさんのCSRレポートを読みました。
今回はウェブでフルレポートを作成したとのことで、冊子はハイライトの形になっていますが、それでも42ページというボリュームなので、冊子に「絞り込んだ」というよりも、ウェブに「拡大した」という感じなのでしょう。

元々環境報告書とは別立てになっており、今回は経済性パフォーマンスもファイナンシャルレポートにゆずっています。トリプルボトムラインの「社会」のみを記載しているのに、その情報量はすごいものがあります。
(ウェブはまだ見ていません。すみません。)

それだけ、企業の活動は広範囲に及んでいるということかもしれません。

さて、今回はトップコミットメントのかわりに社長対談になっている(気のせいか、今年は多い気がします)のですが、その中になるほど~と考えさせられるメッセージがありました。

「原産地で取捨選択していたら、米を除いて2割しか食料自給率がないわが国では、食べるものがなくなってしまいます。」
「問題の本質はこれだけ海外に食料を依存している日本は、スクリーニング力、つまりお客様に安心してお届けできる安全なものを見抜く力を磨かなければならないということです。」

少しぼかしたような内容になっていますが、これはつまり、

「国産、中国産、○○産といった取捨選択のしかたではなく、何が安全・安心かを見極める力を企業は(市民も)磨く必要がある。」

ということでしょう。もちろんここまで露骨な言い方はしていませんが、今の食をめぐる課題の本質をついたメッセージだと思います。

そんなこんなでああすごいな・・・と打ちひしがれてしまったのですが、そのついでにアンケートにはこんなことを書いてしまいました。

「すでに期待以上なので、これ以上何を期待すればよいのか・・・という気分にさせられます。企業の取り組みがどんどん向上していく中で、相対する市民(ステークホルダー)として何をすれば良いのか、教えていただきたいぐらいです。そういった意味では、ステークホルダーに何を求めるのか(意見以外の行動として)というメッセージがあると良いのかもしれません。」

もちろん、実際にそれで企業の求めるままに動いてしまっては、ステークホルダーではなくなってしまうわけですが、実はそういうステップ(持続可能性に向けて、市民が企業に求めるだけでなく、企業も市民に求める時代)もあるのではないか・・・などと思いました。

なんとなく、今の先進企業のCSRの取り組みを見ていると、「未来に向けた活動は私たち企業がやりますから、みなさんは意見をください」という構図になってしまって、市民側は「企業に要望する」だけ・・・という状態におちいってしまっているような気がするんですよね・・・。

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