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2006年1月18日 (水)

イントラブログという修練場

先日書いたイントラブログの導入目的が、事務局として参加しているiUGのブログにトラックバックされてしまったので、ちょっと続きを考察してみる。

前回の最後に「おそらく個人の能力も最大化するため」と書いているのだが、これはようするにインプットの最適化よりもアウトプットの方が個々の能力向上にはつながるという考え方だ。
インプットを最適化するというのは、情報を整理して共有をスムーズにするということ。
一方アウトプットというのは、ようするに情報を「発信する」ことだ。

その際、内容は問わない方がよい。決められた内容を発信するのは単なる情報の整理であり、インプットの延長だからだ。自分自身にインプットされた雑多な情報から自分自身が考えた内容を発信する、というのがアウトプットの基本であり、そのプロセスがないアウトプットはほとんど能力向上にはつながらない。

これは経験上の話でもある。
自分はナレッジマネジメント担当として、社内の様々な人の話を聞いて整理して紹介する、という仕事を過去数年やってきた。しかし、それが自分自身の能力の向上につながったか、というと、実はほとんどつながっていないのではないか、という感覚がある。

むしろ、様々なインプットを再構築して、自分としてアウトプットする、という「つぶやき」の経験の方が、自身の能力の向上には貢献しており、それが先の仕事のバックグラウンドとして活きているという感覚の方が強い。

イントラブログの役割というのは、そういった考え方もできるのではないか。
つまり、トレーニングの一環としてのブログということだ。

もちろん、こういった個人の能力向上というのは個人の範囲でやればよいという考え方もある。
しかし、今のインターネットの環境を考えれば、自らの人格(名前)を明らかにした上で、時に仕事にまで踏み込んだ話題をアウトプットするのは、個人にとっても会社にとってもリスクが大きすぎるだろう。
書かれたドキュメントを「あわよくば」再利用するという観点からも、社内でやった方がメリットが大きい。

イントラブログで情報を共有し、再活用するというのは副次的な役割でも良いのではないか。
会社側からの視点でいえば、むしろ社員を「鍛える」ための場として活用しても良いような気がする。

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