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2006年2月10日 (金)

横型の成長モデル

昨日のCSRセミナーで面白い話を聞いた。
日本企業の競争のやり方は欧米とは違っていて、縦型ではなく横型の成長モデルをとることが多いというのだ。
そのためにテーマを変える変化のスピードが速いという。

個人的な感覚としては、むしろ日本企業は変化が遅い気がするのだが、そうではないらしい。

セミナーの本題の話ではなかったので(しかも最後のQ&Aの時に出た話だったので)それ以上つっこんだ話を聞くことはできなかったのだが、自分なりにその時のニュアンスから考えると、日本企業は一つに集中して成長を求める(縦型?)のではなく、事業の幅を広げる(横型?)という成長モデルだということになるだろうか。

そのためにCSRにおいて重要な要素である企業のミッションがぶれやすい。というよりも、実際にはそうなってもぶれないように、どうしても抽象的なミッションになりやすいという話だった。

こういった傾向はCSRレポートにも表れていて、一見短期に株主価値の追求を要求されているように見える欧米企業は、CSRという観点では10年ぐらいのスパンで取り組んで成果を出していくのに対し、日本企業は短いスパンでダメなら次という取り組み方をすることが多いそうだ。

おっと、CSRの話になってしまった。そうではなくて、面白かったのは「横型の成長モデル」という話だ。これは考えてみたら個人の能力開発などでも同じような発想があるような気がする。

ある一つの分野を突き詰めるのではなく、徐々に幅を広げることを成長と考える傾向が強いのではないか、ということだ。(ただし、器用貧乏のように何でも手を出す、ということではない。)

こういった傾向はある程度発想の根底にあるモノだから、そうそう変えられるものではない。であれば、そういったモデルを想定したやり方を考えるのも良いのかもしれない。イントラブログが個人の能力開発につながる、という自分の考えも、考えてみれば幅を広げるという発想に基づいている。

各人が何かにテーマを絞り込んだデータベースを構築してその情報を皆で共有する、というモデルよりも、それぞれが様々なテーマでブログを構築することで能力をのばすモデルの方が、意外と日本型なのかも、などと考えてしまった。

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