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2006年2月15日 (水)

知識の再利用

ベンチャー企業ではたらく男のブログで知の流通についてコメントしてみたのだが、それに対する丹野さんのコメントで知識に対する認識の話があったのでもう少し考察してみる。

> 例えば「自社製品のxxソフトを顧客企業のサーバーにインストールしようとしたところ、xxxというエラーが発生してしまいます。」といったトラブルの解決方法は時間が経過しても不変です。

再利用可能な知識と再利用しにくい知識というのがあるのは確かだろう。実際、特定のトラブルに対する特定の対処方法などは再利用可能な知識の最たるものかもしれない。

自分の所属する企業はIT系ではないが、一方でたまたま自分は社内でPCに詳しい人間と見られていたので、システム系のトラブルに関しての問い合わせは良くあった。そんな時には「あそこに書いてありますから~」と言いたくなるし、答える自分の時間が無駄と感じることもある。

ただ一方で、ではその回答が「たった一つの冴えたやり方」かどうか、という点にも疑問が残るのだ。
もしかしたら、自分が答えた相手は、その回答をベースにもっと良い方法を見つけているかもしれない。
実際、やりとりを重ねる中で自分の回答そのものがアップグレードしていくことも経験している。

単なる知識の「再利用」は、むしろそういった知識の進化を生みにくいような気がするのだ。

もっとも、それが本当に重要かという部分は考えなければいけないだろう。実際、今の自分の会社でPCに関するトラブルなんていうのは、再利用で十分な知識で、手間暇かけて進化させるぐらいなら他にリソースを振り分けた方が良い部類に入る。

もう一つ言えば、これはあくまでQ&Aによるやりとりをベースにしたモデルということだ。考えてみれば、ブログは他人の質問に対するリアクションではなく、自らの情報発信をベースにしている。つまり、進化のプロセスは自分自身の中に内包されているので、スパイラル自体も自分自身が生み出していけるのだ。

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