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2006年3月 7日 (火)

企業の社会貢献と個人の社会貢献

CSRを考えるときに一つ重要なのが「社会貢献」というキーワードなのだが、そこでいつも考えてしまうのが「企業の社会貢献というのは事業活動そのものではないか」という疑問だ。

企業は社会に貢献することで、対価を得て発展するというのが基本的な社会の図式だろう。もちろんそれを逸脱してしまう企業があることは否めないが、それは本来の姿ではない。

だとすれば、良くいわれているような企業の社会貢献というのはどういったものなのか。
さらに最近は、従業員の社会貢献の支援ということも言われるようになっている。それは一体どのようなものなのか。

それで一つ思ったことがある。
こういった考え方が出てきた背景には、雇用形態というか、企業と個人の関係が変化してきたことが大きく影響しているのではないだろうか。

昔は、言ってしまえば従業員の生活はその大半が企業生活だった。仮に2/3が企業生活と考えよう。この状態だと、企業活動が社会貢献であれば、個人の生活も企業活動を通じた社会貢献ということになる。
そういった時代は、特に余計なことを考える必要はなかったのかもしれない。

対して、今は1/3が企業生活だとする。するとこれまで従業員が企業生活に注ぎ込んできた1/3の時間が浮くことになる。この時間を何に費やすか。そこで求められるのが、従業員個人による社会貢献であり、同様に事業活動に対する1/3のリソースを失った企業が別の形で行うのが、事業活動とは離れた社会貢献ではないか。

うまく言葉にならないのだが、そんな理屈を考えてみた。こう考えると、企業による従業員の社会貢献支援というのは、要するに残業を減らす(それでも業績や雇用は維持する)ことで、従業員が企業活動以外に自らのリソースを使えるようにすることこそ重要ということになる。

一方、個人はその時間を企業活動とは別の形の社会貢献に活かせば良いのだ。極端な話、副業によるビジネスだって、それが社会のための事業であれば社会貢献には違いない。

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コメント

初めまして。
大木サンの「走れ!プロジェクトマネージャー」から失礼します。
今は企業生活が短くなっている・・・確かにそうですね。うちの親父なんかは2/3仕事、残りの1/3で趣味の釣りとか家庭生活って感じでしたが、20代の私になると、1/3仕事、1/3生活、1/3趣味って感じになってますので日々そのずれを実感しています。
私なりの解釈で言えば、個人の企業生活の割合が減った→企業が企業活動という形で行ってきた社会貢献の割合も減った事で、「それじゃあ減った分の社会貢献はどうなるのさ?」っていう考えが出てきた、つまり企業としては、企業活動を通して当たり前のように出来ていた社会貢献が当たり前でなくなってしまった為に其処に対する言及がされるようになった・・・というところでしょうか。
いずれにしても今後求められるのは、「個人企業共に、社会貢献を念頭に置いた活動基盤」なのでしょうね。

長文しつれいしましたm(_ _)m

投稿: ねこまっしぐら | 2006年3月 8日 (水) 08時32分

ねこまっしぐらさん コメントありがとうございます。

そうですね、会社の側にはそういったことが言えると思います。
そのように考えると、企業によりいっそうの社会貢献が求められる理屈も良くわかりますね。

言葉になっていなかった部分を言葉にしていただいてすっきりしました。ありがとうございます。

投稿: ProjectK | 2006年3月 8日 (水) 18時14分

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