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2006年4月 7日 (金)

匿名・実名とはどんな状態か~その3

昨日に続いてもう少し考えてみる。

100人程度の組織を考えたとき、お互いに面識がありながら、匿名でブログを書くということは可能だろうか。

匿名の単発コメントならおそらく誰かは分からないだろう。しかし、ブログのような形で書き続けていて、自分を隠し通せる可能性はまずないと考えられる。
仮に内容が仕事とまったく関係のないものだったとしてもだ。仕事の内容であれば、およそ隠せるものではない。

では1,000人、10,000人といった場合はどうだろう。大半は面識がない。面識がない相手には恐らく誰だかは分からない。しかし、それでも社内の自分の知り合いが目にした場合に、自分だと分からないほどの別人格をブログ上で展開できるということはないのではないだろうか。

実はこのあたりに「実名匿名」に対する意識の本当の姿が潜んでいる気がする。

会社のイントラネットに任意で登録する自己紹介のコーナーがあるのだが、登録を呼びかけた時にこのような反応をもらったことがある。

「知らない人に見られるのは気にならないが、知っている人に見られたくない」

ブログを実名で書きたくない、という意識の根は実はこちらにあるのだと思う。
知らない人に知られることではなく、知っている人に知られることこそが「恥ずかしい」のだ。
「全員に見られてしまう」ことではなく「あの人に見られてしまう」ことに抵抗感があるのだ。

そしてそういった人たちは、意外と「知らない人には」見てもらいたいと思っているのではないだろうか。

・・・いやだからどうという解決策が思いつくわけではないのだが、この心理的な壁というのは簡単には崩せないような気がするし、システム的な解決もできないような気がする。
(もう少し続くかも)

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なんだか話があらぬ方向に流れていっているような気もするが・・・前回のエントリで、 [続きを読む]

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