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2006年4月 6日 (木)

匿名・実名とはどんな状態か~その2

先週のエントリで少し触れたのだが、匿名か実名かというのは、「匿名という状態」「実名という状態」がどんなものか、ということから考える必要があると思う。

もう少し厳密にいうと、ネットの場合、両者の中間のような状態があるような気がするのだ。

匿名・・・本人が誰であるか分からず、調べることもできない状態
実名・・・本人が誰であるか、分かっている状態
仮名?・・・本人が誰であるか、調べることはできるが、特に気にしない(されない)状態

匿名というのがリアルなコンタクトができない状態、実名というのがリアルなコンタクトがある状態だとすれば、仮名(という名前が良いかどうかは分からないが)は、バーチャルなコンタクトはあるが、リアルなコンタクトは特に望まない状態ともいえるだろうか。

SNSに参加しているような場合、そういった関係も多いと思うのだが、この状態では、本人が実名をさらしていようがいまいが、実はあまり関係ない。お互いにそういった情報は必要としていないからだ。
インターネットの場合、悪意の第三者の介入の可能性があるのでもちろんリアルにつながる情報を伏せることは多いと思うが、少なくとも互いの関係において、実名であるかそうでないかはあまり問題にならないような気がする。

・・・なんとなくドライすぎる考えかもしれないが(笑)

さらに、もう少し「匿名」という考え方を突き詰めると、実は「匿名のブログ」というのはあり得ないような気もする。匿名というのは、本来ある一連のエントリが同一人物のものかどうかも特定できない状態をさす。掲示板への匿名投稿などはそういった性格があるだろう。

しかし、ブログのような形で同一人物が一連のエントリを投稿していく場合、そこには書き手のパーソナリティが投影されてくる。

はたしてそのエントリを捉えて「匿名」と捉えても良いものだろうか。
仮想人格と匿名(人格)との間には、一見同じように見えて大きな隔たりがあるのではないだろうか。

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