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2006年4月19日 (水)

情報集約は何のためか

CSR日記用に書いたものなのだが、どちらかというとこちらでの話題に近いので、少し手直ししてこちらで掲載する。

情報の集約は何のためか

社内では、様々な部門を主幹とした研修や勉強会が行われている。
研修はそれなりの規模だから、ある程度周囲にも知られているが、ちょっとした勉強会となるとそうでもない。そのため、そういった種類の勉強会が個別にばらばらに行われていて、現場は混乱している、という話があった。

なぜ、このような事態に陥るのか。
単純に考えれば、勉強会が多く行われているためだ。

なぜ勉強会がたくさん行われるかというと、一つはそれだけ伝えなければいけないことがあるということだが、もう一つの理由として、そういった勉強会の情報が、特に実施側において共有されていない、ということを挙げることができる。

本社なのに・・・と言われてしまいそうだが、意外と知らないのも事実。
例えば、研修や勉強会を実施した際の「実施側の」フィードバックは、どれだけ統一された形で行われているだろうか。
フィードバックをしていないということではなく、それらすべてを並列に見ることができないということだ。

勉強会の例で言えば、従業員というステークホルダーに対して、どのような教育研修が行われているか、全社的に取りまとめられているデータがない、ということになる。
部署単位では取りまとめられていても、全社を一覧できなければ、こういった情報は意味がない。

ガバナンスという視点から、そういった情報の取りまとめを行う部署がどこか、といえば、人事部門になるだろう。
ただし、これは人事部門がすべての教育研修を仕切るという話ではなく、むしろ他部門がきちんと人事部門に届け出て、人事部門からのフィードバックが適切に行われているか、という問題になる。

一方で、担当部門だけが行動の責任を負うわけでもない。
実際に実行する部門は別でも良いのだ。ただし、情報だけは集約する。そしてなるべくなら、その集約された情報は必要な部門にフィードバックされるようにする。
そんな情報の流れが重要ではないか。

特に大切なのはフィードバックだ。透明性の確保という観点から考えると、情報集約部門の役割は情報の集約でも、ましてや管理でもなく、フィードバックにこそあると考えた方が良いかもしれない。

収集し管理するために情報集約を行うのではない。
集めた情報を適切に必要な相手にフィードバックするために、情報集約は行うものなのだ。

集めただけで終わってしまっているということはないだろうか。
あるいは、管理のための情報収集に終わってしまっていないだろうか。

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