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2006年7月 4日 (火)

SNSの信頼性

SNSは従来のオンラインコミュニティに比べて信頼性が高いと言われている。
しかし、ネットにおける「信頼性」ってなんだろうか。もうすこしつっこむと、あるページの情報が「正しい」ことはどのように証明され、それを見る人はどういった根拠で信頼しているのだろうか。

冷めた見方ではあるのだが、ネットに限らず、間接情報に「信頼性」を求めること自体、間違っているのではないか、という気がしなくもない。もちろん信頼しても構わないのだが、それは当人の勝手であって、発信者に「求める」ものではない。

その情報が信頼できるかどうか、決めるのは情報の発信側ではなく、受信側にある。大手マスメディアが発信しているとか、著名人が発信しているとか、そういった発信者の情報が信頼性を担保すると考えるのは甘いのではないか・・・そんな気がしてならないのだ。

実は社内でQ&Aコミュニティを立ち上げる際に、そういった話題になったことがあるのだ。回答の「正しさ」はだれが保証するのか、と。
回答の正しさなど、だれも保証しない。1+1=2であることは、自分の考えでその正しさを判断するべきものであって、他人に正しさを保証してもらうものではない・・・そんな意見を出した気がする。
(乱暴な意見であることは承知していたので、却下されても特に気にならなかったが・・・笑)

ある情報を受けて、判断し行動するのは本人である。それは本人の判断と責任によるものだ。

そうやって考えたときに、「SNSは信頼性が高い」というのは、そのまま鵜呑みにしても良い概念だろうか、という疑問が頭をもたげてくる。もちろん、その判断のための材料は、従来のオンラインコミュニティよりも格段に多い。発信者のコンテキストを追跡することができるからだ。

しかし、それができることと「信頼性が高い」ということには、大きな隔たりがあり、安易に「信頼性が高い」なんて売り文句は使わない方が良いのではないか、という気がしてくる。

信頼性の高さを「客観的に」保証するというのは、受け手の責任をあいまいにし、結果として受け手の無責任を招くのではないか、と危惧してしまうのだ。

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