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2006年10月12日 (木)

SNSとブログの使い分け

SNSとブログの違いを明確にするとしたらどうなるだろうか。
これはmixiのトピックにも書いたのだが、そもそもmixiのようなSNSは本来ハイブリッドだ。

コミュニケーションという視点で両者の違いを明確にするのであれば、SNSについてはmixiのような日記が書けるタイプではなく、orkutのような「人脈を可視化する」タイプのモノと考えれば良いかと思います。日記が書けるSNSというのは、本来両者をミックスしたハイブリッドなんですよね。

SNS・・・人脈を可視化する(アドレス帳?)

ブログ・・・その人の経験、行動を可視化(記録)する(日記帳?)

あえて両者を違うモノとするなら、このように定義してしまうのが良いだろう。さらに突き詰めると、「そこに掲載された情報はダレについているのか」ということになる。

SNSの日記は、その人の属性を示すものだ。仮に何らかのテーマをもっているとしても、そのテーマに対するその人の関心を示すもの以上にはなれない。
一方、ブログの「ログ」は、無目的で書いた場合は「書き手のパーソナリティ」を示すものにしかならないが、特定のテーマをもって書いたときには、そのテーマに対する文字通り「ログ」になる。

おそらくこの点がSNSとブログを分ける境界線だ。

もう一つの要素として、公開範囲の違いがあるが、これは少なくとも「社内」においてはあまり意味をなさない。社内SNSでも「友人までの公開」とかあったらちょっとびっくりだが、一方でブログにおいても内容によってアクセス権限をつけるというのは、特に社内においては必要なものになりつつある。

いやいや待てよ、社内においても「友人までの公開」という日記を設定したらどうなるだろう。
インターネットにおけるSNSの日記が、こういった機能を持っていることが信頼感や安心感につながっているという話は良く聞く(自分はそうしていないのでその気持ちは良く分からないが・・・)。同じことを社内でも適用できるだろうか。

いや恐らくダメだろう。社内という限られた空間内で、「友人までの公開」といった壁を持つことは、場合によっては安心感ではなく不信感につながってしまう。そう考えると、「人脈の可視化」というSNSの機能は、それが任意に行われた場合「人脈に加えてもらえない」疎外感を生み出す温床としてリスクにさえなりうる。

組織のような外部的な要素によってネットワークが作られればよいが、それでは人脈としての意味がない。

そう考えると、社内SNSというのは、少なくとも「人脈の可視化」という視点で考えた場合、企業にとってはむしろリスクになる可能性が高いのかもしれない。日記だけならブログでも可能だし、それであれば、社内ブログを導入している企業が多いというのもうなずける気がする。

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