SNSをオフィシャルな情報と紐付ける
この週末にiUGの研究会Vol.5があった。
とはいうものの、(個人的な作業の都合もあり)受付をしていたので、実は中身を聞いていない。グループディスカッションの結果発表をちょっと覗いただけだったりする。
で、内容については参加した人たちのブログなどを読みながら考えていこうと思っているのだが、それはさておき、グループディスカッション(テーマは「社内ブログ/SNS導入成功のためのDos & Don'ts」だった)の発表の中でちょっと気になったものがあった。
それは「これをするべし」の中にあった「継続的な自己紹介の発信」というものだ。(細かい表現は間違っているかも・・・。)
継続というのは、実はかなり難しい。ブログやSNSの日記にしても、実は続けることが一番大変なのだ。その内容が「自己紹介」となればなおさらである。経験上、これを続けていけるのはほんの一握りだが、一握りが続けているだけでは、SNSとして「人をつなぐ」特質を生かしきれない。
そこでふと思ったのだが、現在はどちらかといえばインフォーマルな位置づけにあるSNSに、フォーマルな情報を紐付けするのはどうだろう。所属組織、内線番号、メールアドレスといった情報をプロフィールとして取り込み、補助的な情報としてではなく、オフィシャルな情報のベース(組織図、内線簿、アドレス帳)として使うのだ。
そういった基本は揃えておき、あとは個人の自由で使う。基本的な情報だけである程度「人をつなぐ」機能が満たされてしまえば、それ以外は付帯情報になるが、こういった情報は「つながる」目的のためではなく「つながっている」実感により充実していくものだ。
ようするに「先に(オフィシャルな情報で)つなげてしまう」のである。そのつながりの維持拡大のために、個人による自己紹介が充実していくのではないか、というアプローチなのだが、どうだろうか。
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コメント
実際、NTTデータのSNSは「(社内システムの)電子電話帳に写真や自己紹介が付いたもの」みたいな説明で上層部に説明したりしてたみたいですよ。(違ってたらすみません)
投稿: 通りすがり | 2007年1月22日 (月) 21時15分
>「継続的な自己紹介の発信」
これって、僕が言ったことなんです(笑)
ちょっと発表者にうまく伝わっていなかったのですが、自己紹介というより、自分の内側にある情報をどんどん(継続的に)開示していくという意味なんです。
社内ブログやら社内SNSという領域ではこの自己の開示というのが重要なのなかなーと最近感じています。
投稿: p-article | 2007年1月23日 (火) 00時35分
コメントありがとうございます。
>通りすがりさん
そうですね、そのように説明するとSNSを分からない人にも分かりやすいと思います。
そこで考えたのが、社内のそういったシステムを完全にSNSに置き換えてしまうことでした。
おそらく、今は両者が併存していると思いますが、それではどうしても既存の仕組みの方が使われてしまいます。
一元化という意味で、置き換えてしまっても良いのではないか、と考えました。
>p-articleさん
そうでしたか、失礼しました(笑)
ただ、実は私自身はおっしゃるように「自己の開示」と受けとっていました。そこで気になったのが「自己の開示を継続的に続けていくのは、実は結構難しい」ということなのです。
そういった意味では、自己の内側からの内発を促すための外からの刺激を仕掛けとして持つことが重要かな、と考えています。
投稿: ProjectK | 2007年1月23日 (火) 08時12分
>自己の内側からの内発を促すための外からの刺激を仕掛けとして持つことが重要
おっしゃる通りだと思います。そのまんまあてはまるわけではありませんが、VOXの「QotD」とか「Vox Hunt」のようなやり方もあるかもですね。
(いわゆるコミュ二ティサイトではこういった感じのことをやっているところはいくつかありますが)
僕のキライな(笑)バトンも、外から刺激といえなくもないかもですね。
投稿: p-article | 2007年1月23日 (火) 12時49分
バトンは私も好きではありませんが(笑)、活性化する仕掛けとしては良いかもしれませんね。
さて、実はオフィシャルな情報と紐付けるのは、そういったこと(自己の開示)に一切関心のない人の情報も強制的に登録されるので、データベースとしては一定の使い道ができる、という思惑もあります。
コミュニケーションOnlyの仕様だと、内容が充実しないと「使えない」のですが、元々システム的には別の用途があるものに、コミュニケーションの要素を加えることで+αを狙うということですが・・・。
自己紹介をするのはいやでも、他人の自己紹介には興味のある人はたくさんいますしね・・・。
投稿: ProjectK | 2007年1月24日 (水) 08時09分
>元々システム的には別の用途があるものに、コミュニケーションの要素を加えることで+αを狙う
ここ重要そうですね。垂直的なラインに水平のラインを貼ってみる感じですね。
事例としてもありそう。
構造的には、ブログのトラックバックのしくみも根っこは同じかも?
あと、コミュニティの設計的には構造化されらDBとの融合が大事だと思っていて、そのあたりも似たような話のような気がします。主従の関係は別として(笑)
投稿: p-article | 2007年1月25日 (木) 12時59分
元々社内のインフラとして考えた場合、水平方向だけを考えて垂直方向を無視した仕組みはどこかで無理がきますから、どこかでリンクさせることは重要な気がします。
(うーん、そう考えると、そういった要素を省いて突き進んでしまった当社の事例は実は失敗事例のような気も・・・。)
ただ、こういった仕組みはあまり強く結びつけてしまうと水平方向では縦ラインが存在することによるストレスが発生しますし、垂直方向にとってはその存在が目障りになったりするので、どう両者の関係を組み立てるかが難しいところですね。
(これってディスカッションのテーマにならないかしらん。)
J社の匿名掲示板と実名ブログの組み合わせのようなゆるやかな結びつきがよいのかもしれません。
(もっとも、私見ですがあそこはそもそも垂直方向が日本企業とちがってしっかりしているという事情もあるように思います。日本企業は水平構造の積み重ねで垂直構造が出来ていたりして、もともと脆弱なために、水平方向の強化であっさりたががゆるんでしまいそうな気が・・・。)
投稿: ProjectK | 2007年1月26日 (金) 08時18分