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2007年3月 5日 (月)

2本のスキーを履き比べる

この週末はスキーの話題と演奏会の話題があるのだが、まずはスキーの話から。
今使っているスキー板と、一つ前に使っていたスキー板、両方をスキー場に持ち込んで履き比べてみた。
駐車場からゲレンデまで運ぶのが一苦労だったが・・・。

現在のスキー板は165cm。一方昔のスキー板は185cm。長さ20cmの違いは、実際に履き比べてみると、見た目かなりあるように感じる。が、それ以上に違うのがサイドカーブだ。

操作感の違いを一言で表現するなら、「昔のスキー板の方がくるくる振り回せる」という感じだろうか。ただ、この「振り回せる」というのは微妙な表現だ。サイドカーブがゆるい分、トップとテールの引っかかりが少なく、簡単に「ずらす」ことができる。そのために振り回しやすく感じるのだが、一方でターンとして回しやすいのは今使っているスキー板の方なのだ。

今のスキー板での操作に慣れてしまったということなのか、前のスキー板で滑ってみると、最初テールがやたらとずれるのを感じた。ターン後半にテールが外側にずれるために、必要以上に回ってしまう。ずれた分だけスピードも落ちる。何より、ターンの切れが感じられない。

今のスキー板の場合、ターン後半で踏み込むとテールが雪面をがっちりとらえずれることがあまりない。そのために鋭角的に切れ込んでいくと同時に、カタパル トから射出されるように加速される感覚がある。昔のスキー板だと、そこでテールがスライドしてしまい、力が逃げてしまって減速してしまうのだ。

ただ、半日ほど滑ると徐々に感覚が戻ってきた。サイドカーブがゆるい前のスキー板の場合、ターン弧が今の板よりもかなり大きく、単純に同じタイミングで同 じ力をかけてもダメなのだ。もう少しじっくりと、力としてはさらに強く踏み込まないと、サイドカーブを使ったカービングターンにはならない。

さらに言えば、実際の所、前のスキー板ではサイドカーブを使ったターンではターン弧が多きすぎて実用性がない。今のスキー板で2~3ターンのところを1ターンで回るぐらいの違いがあるのだ。ゲレンデ内でそんな滑り方をしていたらほとんど暴走族だし、足がついていかない。

だから実際には、前のスキー板では「ずらす」操作を多用することになる。ターン弧を調整する操作の違いで書いたのだが、サイドカーブよりも内側に回し込むための「ずらし」 だ。今のスキー板では、サイドカーブよりも外側にふくらませるための「ずらし」だから、両者の感覚はかなり違う。

明らかに感じたのは、外側にふくらませる「ずらし」よりも、内側に回し込むための「ずらし」の方が繊細なコントロールが必要だということだ。足への緊張も 大きく、何よりターン弧のコントロールが難しい。ただ、慣れてくると後者の方がスキーを「コントロールしている」感覚が強いことが分かる。

今のスキー板は、スキーに頼ってターンをしている部分が大きいのだ。多少甘くても、踏み込めばちゃんと回ってしまう。踏み込んだ力に対するマージンが広く、よほど無茶な踏み込みをしない限り、ずれることがない。
一方、サイドカーブがゆるい前のスキー板の場合、もう少しきちんと踏み込まないと、思ったように回ってくれない。

そもそもずれないターンを前提とした今のスキー板と、ずれるターンを前提とした前のスキー板とでは、操作そのものが異なってくるのだ。

もっともその前のスキー板でさえ、実際にはカービングスキーであることを考えると、より以前のストレートのスキー板の場合は、さらに繊細なコントロールが必要ということにもなるだろう。
意外と、スキーを履き替えるたびに(表面上はターンは安定していくのだが)本質的なスキーのコントロール力は衰えていっているのかもしれない。

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