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2007年3月15日 (木)

ステークホルダーエンゲージメントとは何か

今日はセミナーだった。

終了時間17時過ぎ。仕事をとって会社に戻るか、生活をとって直帰するかは少々迷う時間である。以前の自分であったら迷わず直帰だったのだが、最近の仕事の状況はなかなかそうも言っていられないのが苦しい。

・・・結局直帰を選んだが(笑)

だが、本来はこういった「仕事か生活か」みたいな選択は不幸なことではないかとも思う。生活の一部が仕事であり、仕事の一部が生活だ、と言えればどんなに幸せだろう。もっとも、そんな中でも結局、場面場面での選択はあるのだが・・・。

せっかくなので、セミナーで考えたことなどを書いておく。「生活を優先」していても、その中でもこうした整理をすることで混在させていくことが、両者を近づける第一歩だろう。

今日のセミナーは、サンプルのCSRレポートをベースに、どう改善したらよいかを参加者同士で話し合うワークショップスタイルの内容。サンプルレポートの出来はともかくとして、こういったスタイルのセミナーは単なる講義より刺激がある。

午前中は講義だったのだが、その内容も含めて一番考えさせられたのは、最近の大きなテーマである「ステークホルダーエンゲージメント」についてだ。一言で言ってしまえば、報告書の制作過程、あるいは経営のプロセスにステークホルダーの意見を取り入れ、お互いの協力することを言う。

理念としてはよく分かるのだが、これはなかなか難しい。

テクニカルな面から言えば、参加するステークホルダーへの情報開示の問題がある。透明性という意味では「開示しない」というのは問題があるかもしれないが、CSRはその性格上経営の根幹に触れるため、はっきり言ってしまえば「社員でもアクセスが制限されている」ような機密情報に触れざるを得ない場合がある。そういった場合、そのステークホルダーははたして何者なのか。

また、その場での提言が経営に取り入れられるとすれば、それはある意味、株主総会と同等以上のパワーを持つことになる。株主総会が会社側から提示された案件の承認であることを考えると、場合によってはそれ以上の力を持つということにもなりかねない。

もちろん、決定するのは経営だと考えれば、必ずしも強制力を持つものではない。しかし、それでも企業のガバナンスの中の一角を占める位置づけが必要になるだろう。しかし、もちろんそんなガバナンス図は見たことがない。

ステークホルダーエンゲージメントが「エンゲージメント」として認知されるには、ガバナンスに取り込み、一定の責任を与えなければならない。権利だけということはあり得ないからだ。しかし一方で、ガバナンスに取り込むということは、第三者としての中立性が失われることになりかねない。

だとすると、ステークホルダーエンゲージメントとはどういったものなのか。こういった議論はあまり聞かない気がする。

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