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2007年5月10日 (木)

企業の利益とは何か

先日の企業の社会的責任とは責任逃れのための方便ではないのかへのコメントを読んでいて、ふと思いついたことがある。

企業の利益とは何か、というものだ。

企業は利益をあげることが求められる。これがいきすぎると色々と批判されたりもするのだが、この「利益」とは企業にとって何だろうか。企業と顧客との関係においては利益かもしれないが、この利益が株主に配分されるものだとすれば、企業と株主との関係においてはコストということにならないか。

そもそも、企業という存在そのものは利益を使うことが出来ない。再生産や拡大のためのそれは、利益とは呼びにくい。利益は、株主、経営者、従業員に配分されて、配分された側にとっては利益だが、企業にとってはそうではないはずだ。

つまり、厳密には企業自身は利益をあげたりしないのだ。企業を通じた顧客との取引で、最終的に利益を得ているのは、株主、経営者、従業員であり、相対的に考えれば顧客自身もその製品なりサービスを得ることで利益を得ているともいえる。

それぞれのステークホルダーが、企業を通じてお互いのコストとメリットを交換しているという捉え方もできるだろう。企業はそのための装置であって、そこに企業としての意思は実は存在していないのではないか。

社会的責任もそうなのだが、利益というのも、実はもっと突き詰めて考えて、細分化をしてみることも必要なのではないか、そんな気がした。企業の利益至上主義とか安易に語る前に、その実体が何なのかを考えることも大切なのではないだろうか。

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