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2007年6月 5日 (火)

社会的利益への企業としてのアプローチ

実は今月、とあるところで自社のCSRについて話をする機会がある。
本当は報告書の作成も終わってからゆっくりその準備を・・・と考えていたのだが、結局並行して考えていかなければならない羽目になってしまった。

要望としてはCSRとは?という概念について企業の現場から話して欲しいということなのだが、内容自体はケーススタディの一種ということであまり具体的な制約がない。一度打ち合わせた時の感触では、

・社会的利益への企業としてのアプローチ
・事業と企業市民活動の関係
・事業として抱える固有の課題

といったことをテーマにすると良いようなのだが、正直なところ漠然としていてつかみ所がないという気もする。
そこで少し自分自身がどう考えるかを整理してみよう。

まず、食品という事業は、事業自体が持っている社会的利益へのアプローチの要素がきわめて強い。そうではない要素を考えるのが難しいくらいだ。しかし、一方で食品業界はさまざまな不祥事に揺れている業界でもある。

これは、事業が社会的利益と密接に結びついているからこそ、不正が非常に大きな問題になる、ということだろう。食品の場合、ポジティブな社会的利益へのアプローチよりも、まず事業自体が持っている社会的利益を「損なわない」姿勢が、企業に要求される、と考えることができそうだ。

一言でいってしまえば「安全な食の提供」に関する部分だ。

コンプライアンスとも違うとは思うのだが、まずは「事業の持つ社会的利益への影響を理解し、その利益を損なわない」ことが求められる事業としての性格はバックグラウンドとして持っておくと良いだろう。その点に対する企業としてのアプローチは、ものづくり(食品の製造)に対する考え方(安全に対する考え方)を提示することで説明できる。

ただ、CSRとして考えると、もう少しポジティブというか、アクティブな要素が欲しい。そこで積極的な社会的利益への貢献という要素で考えると、「豊かな食生活(食文化)の提供」という側面をあげることができるだろう。これも企業のものづくり(食品の開発)に対する考え方から説明できそうだ。

この両輪は、作成中の報告書でもバックグラウンドとして意識している部分でもある。

「社会的利益へのアプローチ」に関しては、食品事業と社会的利益の関係を提示した上で、自社のものづくりの姿勢を示すことで企業としてのアプローチを説明することができそうだ。

では、企業市民活動との関係についてはどうだろうか。これは明日にでも考えてみることにする。
でもそもそも「企業市民活動」って何なのだろうか。

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今日は会社で地域清掃活動があるため、時間がないので手短に昨日の続きを。企業市民活 [続きを読む]

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