« 社会的利益への企業としてのアプローチ | トップページ | レジ袋の有料化ならぬゴミ袋化 »

2007年6月 6日 (水)

企業市民活動と企業活動

今日は会社で地域清掃活動があるため、時間がないので手短に昨日の続きを。
企業市民活動というのはそもそも何なのか、調べてみた。

CSRアーカイブスによれば、

「企業は従業員を通じて、また企業活動そのものを通じて、地域社会と深い関わりを持っており、地域社会は企業の存立基盤である」

「製品やサービスの提供、納税、雇用など企業が果している社会的役割も、地域社会等、社会の健全な発展があって初めて可能となる」

そういった考え方に立って、

社会を構成する様々な主体とバランスよく連携を図り、「社会の一員として社会に役立つ事業活動を行う」という姿勢

をさすのだという。
http://www.csrjapan.jp/wording/ki.html

・・・よく分からないというか、これは「企業活動」とは何が違うのだろうか。
そもそも「社会の一員として社会に役立つ事業活動」を行わない企業なんてあるのだろうか。

それは企業ではなく、犯罪組織とでも呼んでおけ、という気もする。
(もっとも、犯罪組織だって社会上何らかの利益を得る集団がいるから成り立つもので、それを「役に立つ」ということもできる。どんな活動であれ万人に役に立つというのは考えにくいので、そもそも「社会の役に立つ」という捉え方にフィルターがかかってしまっているということかもしれない。)

ただし、これには枕詞があって、上記のような考えが生まれたのは、1970年代の企業批判の台頭に呼応してのものなのだそうだ。結局はそういった批判を招いた企業の活動に問題があったということか。

しかし気になるのは、なぜその時に「企業活動はそうあるべきではない」と、企業活動そのもののあり方を見直すのではなく、「企業市民活動」という別の概念を生み出してしまったのだろう。結局そうやって「分けてしまった」ことが、二律背反を生んでしまっているということはないだろうか。

それが企業活動には制約を受けたくない企業側のもくろみだったのだろうか。「企業活動」と「企業市民活動」を分けて考えるのは何故なのだろうか。

|

« 社会的利益への企業としてのアプローチ | トップページ | レジ袋の有料化ならぬゴミ袋化 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/22760/15331201

この記事へのトラックバック一覧です: 企業市民活動と企業活動:

« 社会的利益への企業としてのアプローチ | トップページ | レジ袋の有料化ならぬゴミ袋化 »