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2007年7月11日 (水)

仕事と生活との調和

今週号(2007.7.9)の日経ビジネスの第2特集は「残業の減らし方、教えます」だった。書かれている内容の中で、机や書類の整理を組織的に行うというのは、「個人で」はなかなか出来ない自分としてはあると嬉しいかもと思ったのだが、それ以前の問題としてふと気になったことがある。

「残業」はそもそもそれ自体で問題なのだろうか?

ワークライフバランスという言葉が最近は良く聞かれる。仕事と生活の調和を大切にしようというものだ。が、改めて考えたときに「ワーク」と「ライフ」は「バランス」を考えなければいけないほど対立するような概念なのだろうか。

そんなことが気になってしまった。

両者をトレードオフな関係で捉えてバランスを取ろうと考えている限り、実は根本的な問題の解決にはつながらないのではないか、そんな気がするのだ。

記事の冒頭に、今年1月から原則7時以降の残業を禁止した無印良品の社長のコメントが載っている。

「夜の7時くらいには仕事を終えないと話題のスポットは閉まってしまう。11時まで会社に残っているようでは視野の狭い人間になるし、家族のニーズもつかめない。そんな企業戦士はいらない」。

一見なるほどと思うのだが、うがった見方をすれば、プライベートの時間も仕事に活かせるようにしろ、というように聞こえなくもない。話題のスポットで感性を磨くのが仕事に役立つと考えるのであれば、仕事時間内に業務として行かせるべきではないのか。プライベートも仕事に活かせるように考えて行動しろ、と言っているようなものとも受け取れるのだ。

企業が考えるべき「ワークライフバランス」は、仕事以外の私生活の充実を図れるようにすることではなく、仕事を通じて(人生が)豊かになれるようにすることではないだろうか。それが「調和を大切にする」ということではないか。

11時まで会社に残っている結果、視野の狭い人間になってしまうような「仕事」にこそ問題があるのであって、11時まで残ることに問題があるのではない気がするのだが、どうなのだろう。

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