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2007年11月27日 (火)

CSRとは何か?

自分では担当を名乗っているくせに、いざ他人から聞かれるととっさに説明できないのは、深く考えていないか、CSRという言葉が結局は言葉にすぎないと考えているからだろう。そこで、考えをまとめる意味も兼ねて、少し整理してみる。

CSRとは何だろうか。日本語では「企業の社会的責任」と訳される。「責任」ではなく「信頼」と解釈されることもあるが、まぁ一般的には責任と考えるべきだろう。

では、企業の社会的責任とは何か。企業が「果たすべき」責任とは何か。社会(世界)の持続的な発展に寄与することだ。そのためには経済活動だけでなく、社会や環境に配慮しなければならない。これがトリプルボトムラインと呼ばれる考え方だ。

また、活動全般において、不正を行ったり、ウソをついたりなど、ステークホルダーを害して自分だけを利するような行為は許されない。このあたりがコンプライアンスなどと関係してくる話なのだが、コンプライアンスそのものはCSRの一部に過ぎない。というか、そもそも企業活動の一部に過ぎないだろう。

ではなぜ企業が社会や環境に配慮しなければならないのか。企業を個人に置き換えてしまえば、そういった配慮は当然と言ってしまえば当然なのかもしれないが、企業が大きくクローズアップされるのは、その規模が大きくなり、時に一国を上回るような影響力を世界に対して持つようになったからだ。

そう考えると、地域に密着し、地域の動向に影響されるような企業の場合は、実はあまり関係がないとも言える。地域の動向に影響を与えるような規模になって初めて、CSRという考え方が重要になってくるのは確かだ。(もっとも、どんなに小さな企業であっても、何らかの影響を周囲に与えるのは間違いないため、まったく無視できるかというとそうではない。)

企業が(特に)問題視されたことにはそういった背景(経済規模の大きさと社会や環境への配慮のバランス)があるからだが、CSRの考え方そのものは企業に限らず、あらゆる組織へと拡大しつつある。現在策定中のISOで「SR」と呼ばれているのはそのためで、どんな組織であっても、社会の一員としてこうしたことを考えましょう、ということが求められつつある。

で、問題は、こうした考え方と、自分の仕事がどうリンクしているかだ。CSRは企業活動全般に関わる話だが、自分の仕事はもちろんそうではない。このあたりが説明が難しかったりする。

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