« CSRとは何か? | トップページ | 賞味期限を鑑査する »

2007年11月28日 (水)

賞味期限を変更する

ある食品について、まだ大丈夫そうだから、賞味期限を変更する。これは悪いことだろうか。

「もうダメだと思うけど、売るために変更する。」これはダメだろう。
「(プロとして大丈夫と判断し)もったいないから、変更する。」これはどうだろうか。

どちらも改ざんには違いない。だが、そのあたりの線引きは難しい。
そもそも「製造日」はともかく「賞味期限」に絶対変更してはいけないようなイメージは本来はないはずだ。食品に限らず、保存環境でモノの状態が変わってくるのは珍しいことではない。本来は「短く」なる場合もあるが、それを変更しても改ざんは改ざんだ。

マクドナルドの調理日時の改ざんでそんなことを考えてしまった。もちろんあれは「調理日時」だから、変えてしまうことには問題がある。しかし「まだ大丈夫」という判断には、本当に問題があったのだろうか。

あった可能性もないとは言い切れない。だから難しいのだが・・・。

食品の安全には自己責任がつきまとう。この自己責任というのは、調理した主体にたいするもので、家庭で調理したものであれば家庭にあるし、企業で調理したものであれば企業にあると考えることができる。
(だから昔に比べて企業による加工品が増えた現代では、「企業の」責任領域が拡大しているのだ。これはおかしなことではない。)

家庭での調理では、その責任において「食べても大丈夫」なラインが変動している。
では、企業での調理の場合に、その責任において「食べても大丈夫」なラインは変動してはいけないのか。

もちろん、家庭で調理する場合と企業が調理する場合では、責任主体とリスクを負う主体が異なるという事情がある。だから安易に同列にしてはいけないのだが、「食べても大丈夫」なラインの判断をどこまでガチガチにするかというのは、今一度考えてみる必要のあることなのではないか、という気がする。

|

« CSRとは何か? | トップページ | 賞味期限を鑑査する »

コメント

日本は、賞味期限を書いている数少ない国の一つですね。
アメリカのように、「いつまでに売ってくれ」しか書かない、というように変わると良い、と個人的には思うのですが、このルールが変わらない限り、賞味期限厳守の風潮はどうもならないんでしょうね。
先日、賞味期限が6月だった、沖縄で買った島とうがらしがようやく無くなりました。
我が家では、しょっちゅう期限切れを食べてますがなにか?w

投稿: ooki | 2007年11月28日 (水) 09時04分

意外と個人レベルではそうなんですよね。個人で甘い分、他人に厳しくなってしまうのか・・・。

今日のエントリーに書いたのですが、「美味しさ」のデッドラインと「安全」のデッドラインを切り分ける方法が必要なのかなという気がしています。

投稿: ProjectK | 2007年11月29日 (木) 08時22分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/22760/17211812

この記事へのトラックバック一覧です: 賞味期限を変更する:

« CSRとは何か? | トップページ | 賞味期限を鑑査する »