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2008年2月29日 (金)

食品の偽装

食品の偽装はなぜ許されないのか。

そんなことを改めて考えてしまったのは、日本テレビの「ACTION 日本を動かすプロジェクト」のブログ(?)でこんな記事を読んだからだ。

うな重171万個分!!ウナギの産地偽装発覚(第4回)
※ちなみに「第4回」というのは、このウナギに関する第4回目の情報というわけではない。ちょっとわかりにくい。

最後にこんな一節がある。

> 「食品偽装は絶対に許さない」という声をもっともっと大きくしていかないと事態は変わりません。

もちろん、偽装は擁護されるものではないし、許されるものでもない。しかし、なぜ「許されない」のかはもう少し突き詰めて考える必要があるだろう。

気になってしまうのは、無意識に「偽装=危険」というリンクができてしまっているのではないかということだ。無論危険に結びつく可能性はあるが、食品による危害は偽装には関係なく起こりうることだし、偽装されているから必ずしも危害があるという訳でもない。

偽装と安全で考える場合、むしろ多くの偽装は「安全と判断されるから」行われるとは言えないだろうか。危険を偽るのではなく、これぐらいは安全だから偽っても大丈夫という判断に基づいて行われてしまっているのではないか。

だとすると、偽装が許されない理由はなんだろうか。

個人的な答えはある。それは偽装による信頼の崩壊は、食文化の崩壊に結びつくというものだ。

食文化というのは、「他人の作ったものを食べる」「作ったものを他人に食べてもらう」という関係があって成り立っている。そのベースにあるのは「作った他人は原則として信頼できる」という共通認識だ。この信頼がなければ、食文化は成り立たない。
(この考えは脳科学者の茂木健一郎氏が「食のクオリア」という本で提示していたものだ・・・自分は読んでないが。)

偽装というのは、その信頼に対して決定的なダメージを与えてしまう。だから許されないのだ。

・・・と思うのだが、そういうことはどこまで自覚されているのだろう。

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コメント

一般の日本人のほとんどは、メディアがどういう報道をするかで左右されてしまう気がします。
つまり、自己の意志はあまりなく、メディアが悪いと言えば悪い。「だって、悪いってテレビでやってたよ」みたいな感じで。
ProjectKさんの仰るとおり、偽装そのものに対する話と、その結果何がどうだったのかという話が、ごっちゃになってメディアから排出されている気がします。

テレビの前に座っている、多くの咀嚼能力のない日本人と、視聴率が命の制作担当。
一朝一夕ではどうにもならなくなってきている気がしまして。。。

投稿: ooki | 2008年3月 1日 (土) 08時15分

コメントありがとうございます。

つまるところこういう状況なのではないかと・・・。
http://projectk.txt-nifty.com/csr/2008/02/post_0d17.html

自分は何故「信頼する」のか、なぜ「許さない」のか、空気に流されることなく判断したいものです。

投稿: ProjectK | 2008年3月 3日 (月) 12時13分

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