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2008年6月17日 (火)

食品メーカーこそバイオエタノールの研究を

昨日職場の同期に話した思いつき2つ。

  • 現在土壌改良材として使われている自社の廃棄物に対して、土壌改良材としての科学的エビデンスを与えることは出来ないのか。そういった研究が成果を出す見込みは薄いのか。

「良いだろう」というのと、実際の効果を含めて提示するのとでは大きな違いがある。もちろん、すでに研究した結果、そこまでは言えないという結論が出ているのかも知れないが、例えば環境問題の一つとしての土壌汚染などに対抗できるような効果があるような科学的根拠を出していくことは出来ないだろうか、という話。

  • 食品メーカーこそバイオエタノールの研究をするべきではないか。

食品産業の場合、バイオエタノールに対しては「食糧を燃料にするのか」という(微妙に)倫理的な感情論もあって、距離をおくか反対してしまうケースの方が多いのではないかと思うのだが、そうではないのではないか、という話。

方向は二つある。一つは食品残渣のエタノール化の研究、もう一つは穀物以外のバイオエタノール研究の支援だ。

後者は比較的分かりやすいだろう。穀物を燃料に奪われないためには、穀物よりも安価なバイオエタノールの原料と生産技術を確立すればよい。くだらない(と思うのだが)倫理の問題を持ち出して、生産者に「安い食糧として売れ」などと言うのはおかしな話だし、そんなことにエネルギーを使うのであれば、そうではないバイオエタノールの技術開発を進めた方が良いはずだ。

特に、原料として穀物を必要とする食品メーカーにとってこそ、こうした研究を進めることが必要なのではないか。燃料業界にとってみれば、穀物の方が十分安いのだから、さらに技術開発を進める必然性などないからだ。1社では無理でも、業界として支援をするなどしていかなければ、いつか買い負けてしまう時代がくるのではないだろうか。

食品産業というのは(製造しているものにもよるが)一方でバイオ産業でもある。そうしたノウハウを食品以外に活かしていく方法がないかというのは、考えても良いはずだし、そこで何でもありの多角化を行うよりは、こうした方向で考えた方が意味があるような気がする。(まぁ気がするだけで根拠はないのだが。)

前者の方は、日本ならではといえるかもしれない。ここでの食品残渣のエタノール化というのは、生産の工程で廃棄されている食品廃棄物をバイオエタノールの原料として使えないか、ということだ。

日本は大量の食品を廃棄する国だが、それは必ずしも食べ残しだけを意味しない。検査(サンプリングで検査したものはもちろん廃棄するしかない)や、切り替え時のロス、不良となった場合の廃棄など、そもそも消費者の手元に届くまでに「安全のために」廃棄されている食品も少なくないのだ。

(余談だが、「食の安全」の徹底というのはそういった側面もあるということはどこかで頭に入れておくべきだろう。メーカーからそれをいうことはまずないと思うが。)

一方で、そうした工程での食品残渣というのは家庭などの食べ残しと違って、モノとしては均質であることが多い。つまり、雑多な食品が混合されてしまういわゆる「食べ残し」とちがって、品質は一定の場合が多いのだ。

これをエタノールに転化できないのか。廃棄物として処分するよりも、燃料にした方がはるかに良いのではないか。

もちろん、そのための研究開発投資の余裕がない、ということはあるかもしれないが、どこかで技術さえ確立されれば、飛躍的に違ってくるのではないかという気がするのだ。

どこかで研究とかしていないのだろうか。

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