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2008年7月29日 (火)

社会貢献活動の投資対効果をどう測定するか

昨日参加したセミナーで、スピーカーである某外資系企業の方が、社会貢献活動も投資と考えていて、投資対効果が(会社として)求められる、という話があった。

・・・で、よく分かるのだが、会場からはその効果測定についての質問があった。

回答をおおざっぱにまとめると、例えば想定した活動を何回行ったとか、何パーセントの人達に価値を提供できたとかを、目に見える測定できる形で評価するということのようだ。

自分があれ?と思ったように、あれ?と感じた人もいるのではないかと思うのだが、それらの「効果」は、投資に対する「金銭的リターン」ではない。個人的には投資対効果と呼ぶとき、なんとなく「いくら稼いだか」という感覚があったのだが、どうも必ずしもそうではないようなのだ。

一方で、なるほど、とも思った。つまり投資対「効果」を考える際の効果の尺度は必ずしも投資と同じ次元でなくても良いのだ。ようは実現したい価値を提供できたか、その価値を提供できたと考える尺度は何か、という視点ではかるということなのだろう。

その場合、その投資を判断する上司の役割は極めて大きいことになる。結局の所、上司自身がその効果を価値として評価するかどうかにかかってくるからだ。

例えば、ある社会的困窮者を救済するプロジェクトを企画したとする。こうしたプロジェクトの場合、会社に対する「金銭的リターン」で効果を判断するのは難しい。金銭的リターンだけで効果を評価しようとする上司であれば、その時点でこの企画はアウトだろう。

しかし、その救済の価値を定性的に評価した上で、どこまでの(定量的な)実現をもって、「投資に見合うだけの価値を生み出せたか」という尺度で判断するのであれば、どんな企画でも内容次第でOKとなり、一方でその投資対効果を測定することが可能になる。

この会社ではそういった部分の上司と部下、あるいは会社全体での「効果」に対するコミュニケーションの密度が高く、濃いものなのだろう。逆にその部分をおろそかにする会社ほど「金銭」といった一律の定規で効果を測定しようとするため、そういったフレキシブルな効果測定ができなくなるということなのかも知れない。

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