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2008年7月16日 (水)

何ために意識啓発を行うのか

昨日はコンサルティング会社から従業員の意識啓発のための提案に向けたヒアリングがあったのだが、目的は何か、ターゲットは誰か、目指す効果はどんなものか、と問われて回答に詰まってしまった。

意識啓発の目的というのは、啓発自体が目的ではなく、それによってどんな行動が生まれることをめざしているか、ということだ。効果と同じようなものと考えても良いかも知れない。改めて聞かれると困ってしまうのだが、自分は従業員の意識を高めて、何をして欲しいのだろう。

それも漠然とではなく、目に見えるアクションとしてどういった効果を望むかということなのだ。目に見えるというのは、ある程度数値化できる、ということでもある。

CSRに対する従業員の意識を高めるとはどういうことなのか。それによってどんな変化が生まれるのか。例えば環境に配慮した商品が何品開発されるとか、そういった話だろうか。でもそれは啓発の話というよりも、マネジメントレベルにおける意思決定の話だ。

自分としては、そういった効果までは想定せず、とにかくメッセージとアクションを投げかけていくことが意識の啓発につながる、といった程度のイメージしか持っていなかったのだが、言われてみれば、確かにそんな理由で時間を割いてメッセージを受け止める人間がいるとは思えない。

「良いこと」というだけではダメなのだ。

意思決定を視野に入れて何かをするというのは、効果は見えやすいのだが、アプローチする層は当然マネジメントレベルになってしまい、啓発したい層とはまったく異なってくる。一方で、意思決定につながらない何かというのは、効果がまったく見えないものになりやすい。

結局の所、企業の意思決定の構造がそうなっている限り、啓発に効果を求めるようなアクションは難しいのではないだろうか、なんて気にもなってくるのだが、それは単なる愚痴だろう。

意識が変わったことが目に見えて分かるような「意識啓発の方向性」はどんなものなのだろうか。そうなるとCO2のような「1人1日1kg削減」みたいな宣言をするというのは、意外と分かりやすい効果だったりする。

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