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2008年8月 5日 (火)

本能でサステナビリティを追求できるのは

サステナビリティというのは、一般的には「将来世代のニーズを損なうことなく、現在の世代のニーズを満たす開発」とされている。1987年のブルントラント会議での定義だ。

が、これはどことなく「~するべき」といった制約条件的なイメージがつきまとう。

「現在世代に対するのと同等の、将来世代への投資」

このように考えたらどうだろうか。今の世代のニーズに投資するだけでなく、将来の世代に対しても投資しよう、という呼びかけであれば、企業という利益追求の組織体はよりポジティブになるのではないか。

そもそも、寿命という抗いがたい時間制約を持つ「個人」と違って、企業という組織は条件さえ整えば永続的に生きながらえることができる。そこには、将来世代に対しても投資をしておく明確なメリットと目的がある。

極端な話、「現在世代に多少負担を強いても、将来世代への投資を厚くする」というのも、企業としては不自然な行動ではないのだ。

そのように考えると、企業のそういった志向に対してブレーキをかけるのは、むしろ消費者や投資家、経営者や従業員といった「現在世代のステークホルダー」達ではないか。時間的限界を持つ彼ら個人にとって、その先への投資というのは何ら自分たちへのリターンが望めず、メリットがない。

そのため「責任」といった言葉で自らを鼓舞しなければ、到底将来世代への投資を容認できるものではないはずなのだ。少なくとも本能レベルで、自分が死んだ後の社会が持続することに「メリットを感じる」ことはないだろう。「責任を感じる」のは、社会的文化的な刷り込みの結果にすぎない。

本能レベルで将来世代への投資をメリットとして捉えられるのは、企業(組織)だけなのだ。それが気に入らないから「責任」という名の制約をかけている、なんて構図はないだろうか。

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