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2008年10月30日 (木)

仕事の位置付けをシフトする

先日10/27のカンブリア宮殿で村上龍氏が、ある物事が衰退すると、それを示す言葉が台頭するようになる、という趣旨のことを言っていた。
だから、「ものづくり」「ものづくり」と言っている間は製造業は復活しないのではないかという投げかけだ。

そういえば自社でも最近よく言われているなぁなどと思いながら、確かに、例えば「ものづくり」がしっかりと行われていれば、ことさらに「ものづくり」などと唱える必要はないのだろうと感じてしまった。

そのように考えると、「ナレッジマネジメント」や「CSR」といった言葉がささやかれるのも、同じようなことなのかもしれない。流行りであること以上に、その物事の衰退のバロメーターとして考えられるということだ。実際に担当したことがあるだけに、実感としてもあながち間違ってはいない。

昨日はその「ナレッジマネジメント」の取り組み事例の現場を見学してきた。

個人的に一番考えさせられたのは、ある業務に対する考え方をシフトすることで、驚くほど姿勢が変わってくるということだ。
心構え、といったものとは少し違う。

具体的に言うと、その会社ではオフィスのレイアウトを総務の業務ではなく、生産技術の業務として位置づけていた。

生産技術として位置付けるというのは、より生産性をあげるためのオフィス構成を考え、その効果を測定することが(理屈上は)可能ということだ。
総務の業務であれば、各部署の思惑にそって働きやすい環境を調整する、ということになるのだろうが、生産技術の場合、各部署の思惑以前に、そもそも生産性の向上のために何が必要か、という視点での検討が必要になることになる。

もっともそれは、だから生産技術部門でやるべきだ、ということではない。総務であっても、そういった視点でオフィスの見直しをするというミッションを持てば、生産性の向上への寄与が可能になるということなのだ。
それは言い方を変えれば、どんな業務であっても、そうしたパラダイムシフトが可能ではないか、ということでもある。

自分の仕事の場合はどうだろうか。業務の枠組みを変えることなく、知識創造や生産性の向上に直接つながるようなミッションを構築できないだろうか。そんなことを考えてしまった。

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