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2008年10月17日 (金)

チャイナフリーがもたらすもの

中国産の冷凍いんげんから高濃度のジクロルボスが検出された問題で、気になっていることが2つある。

1つは、今のところ報道されているのは、餃子も含めて家庭向けの商品であることだ。しかし、中国産の食品としては、恐らく原料を含めて業務用のものが多いのではないか。仮に犯罪やテロだとして、そうした業務用の原料に対して同様のことは行われていないのだろうか。

原料としてメーカーに入荷された場合、当然担当者による検品が行われる。これをすり抜けて製品に混入されてしまったらそれこそ大問題だが、検品段階で食い止められたとして、どれだけのメーカーがそれを明らかにするだろうか。単なる品質問題として片付けられて、公にされなかった場合、この問題(あるいは「攻撃」)の範囲が過小に評価されてしまうということはないか。

小説や映画のような話だが、そこに明確な意図があった場合、全体像を把握する上でそうした隠蔽が大きなリスクにはなってくるはずだ。

もう1つは、犯罪やテロかどうかはともかく、こうした問題が発生するなかでチャイナフリーの考え方が台頭していった場合、どうなるかということだ。

中国産が忌避されて売れなくなるというのは、さらに価格が下がるということにつながるだろう。一方で中国産以外は、ただでさえ少ない供給を奪い合うことになるため、価格が上昇する。

そうした状況にあって、中国産をその他の産地に偽装する、という誘惑にどれだけ抗し得るだろうか。事故米の問題は、価格に大きな差が生じた場合にそうしたことが現実に起こりうるし、それが意図的に行われた場合、ほとんど防げないということを示していないか。

品質というのは、完全にコストに比例する訳ではないが、全く無関係でもない。多くは投入されたコストが品質を決めるのだ。
「安くて高品質」というのは、「コストの割に品質は良い」というものであって、絶対的な高品質は意味しないのだ。

中国産に対する姿勢に必要なのは、やみくもに忌避するのではなく、多少コストが上がっても良いから品質の向上を求めていくことではないだろうか。あれだけの生産力を忌避して遊ばせてしまうことは、実はもっと大きなリスクを抱えることにつながるような気がするのだが、どうなのだろう。

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