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2008年11月12日 (水)

お前達にこそあげたくない

昨日は打ち合わせのため、朝イチで別の事業所へ行ったのだが、その道中、駅近くのパチンコ店に並ぶ大量の人たちの姿を見た。

「ああ、高額所得者よりも、この連中にこそ給付金は支給して欲しくないよ。」

そう思ってしまうのは自分だけだろうか。
実は個人的には所得で制限するという考え方で本当に良いのかという気がしているのだ。

給付金の目的は何か。

それは悪化する経済下で困窮する人たちを救済する「ことではない」。
経済対策として、景気刺激のために行うというのが、本来の目的のはずだ。

そういった意味では、冷たいようだが、給付されたお金を生活防衛に使ってしまうような人こそ、給付には意味がないのである。残酷なようだが、この給付金でプラスアルファの消費をする人たちに配られてこそ、それが回り回って経済浮揚につながる。

そうではないというのであれば、こんなバラマキはそもそもやめた方が良い。

高額所得者に不要というのは、お金はたくさんあるのだから支給する必要がない、という理屈ではなく、こうした人たちには給付金程度のはした金では消費刺激にならない、という理屈が必要なのだ。
そして、同じロジックを使うのであれば、普段の生活の延長で使ってしまう人たちにも不要ということになる。それでは景気刺激にならないからだ。

それが救済金的な色合いを帯びてしまっているのは、政治家によるパフォーマンスと支持集めにすり替わってしまっているから・・・というのは、あながち間違いではないはずだ。税金を選挙費用として投入するようなものである。

もちろん、こうしたことを正面から言ってしまえば、不評を買って支持率はがた落ちするだろう。政治家がそれを避けるのは当然の本能でだから、必ずしも一方的に非難できるものではない。むしろ国民の方にこそ、どう使うかという自覚が必要なのは間違いない。

せめて、ただばらまくだけでなく、領収書の提出による実費清算のような形にはできないのだろうか。期限と金額の上限をもうけた上で、一人一回領収書と引き換えに額面の金額を給付するのだ。

使い道への介入のようだが、そもそも税金は明確に使い道を明らかにして使うものだ。今回給付されるのは税金であり、たまたま使うのが市民であるに過ぎない。公務員と同様に領収書を提出するのは、別に理屈としてはおかしくない気がするのだが、どうなのだろう。どういった産業に給付金が流れたかが分かるので、効果もかなり測定可能だ。

もちろん、そういった形で使い道を探られたくない人は、それこそ給付を断れば良い。そういった人もいるだろうし、そういった人にまで給付を強制する必要はない。今回の給付金は、救済ではなく、景気刺激のための義務の側面があることは、もっと語られても良い。

そもそも、公務員の税金の使い道には厳しい目を向けるのに、市民が使う場合はなんの制約もないというのも、甘いではないか。

今回の給付金は、使い道こそ自由だが、形式的には公務員による経費使用と同じように扱った方が、性格が明確になって良いのではないだろうか。

さて、自分は何に使いますかね。

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コメント

領収書による精算方式、同意・同意で~す!
ホント当たり前のことですよね。還付申告手続きは皆さんやりますから…。

もし給付金をいただいたら我が家は、子どもたちの希望するディズニーランドか旅行に連れて行きたいと考えています。。。

給付金支給、生活者支援対策であれば私は反対しません。

今年は、物価上昇で一円、二円で一段と困っていらっしゃる方が多く、生活者実感による理由です。景気対策以前の問題ですけれど…。

投稿: プチeco | 2008年11月17日 (月) 07時38分

そうですね。生活者支援のための給付金という考え方もあると思います。ただ、その場合はついでに景気も刺激しようとか、なるべく手間をかけずになんて甘い考え方はしないで、きちんとコストをかけて行う必要があるのではないかと思います。

景気刺激・・・最小のコストで最大の経済効果を得るため、可能な限り条件を同じにして手間を省く
生活支援・・・本当に困っている人を支援できるように、可能な限り個別対応で手間はやむなしとする

そんな違いがあるのかな~と感じています。

投稿: ProjectK | 2008年11月18日 (火) 23時09分

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