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2008年12月18日 (木)

問題なのはゼロゼロ物件か?

昨日ニュースステーションで「ゼロゼロ物件」という賃貸形態の問題が紹介されていました。

ゼロゼロ物件というのは、敷金ゼロ礼金ゼロの賃貸物件のことなのですが、その(おそらく一部の)契約の形が、「部屋を貸す」ではなく「鍵を貸す」という形になっていて、滞納をすると即座に鍵が交換されてしまって部屋に入れなくなるという問題が発生しているというのです。

鍵を元に戻すのに違約金や解除料などが必要になったり、家具などが持ち去られるなど、様々な問題があるようで、低所得者層を食い物にするビジネスだと批判されていました。

まぁ家賃の滞納はいけないよなと思いつつ、ちょっと気になったことがあります。

それは、そもそも敷金礼金が必要という日本賃貸システムの方がおかしいという視点はないのだろうか、ということ。

敷金ゼロ礼金ゼロという賃貸契約と、「鍵を貸すだけ」という賃貸契約は、本来同一のものではありません。問題は「鍵貸し契約」であって「敷金ゼロ礼金ゼロ」ではない。それが巧妙に同一視されてしまっているように感じました。

入居時に家賃の他に敷金礼金が必要というのは、低所得者層を食い物にする以前に、そもそも「相手にしていない」とも言えます。どうせならそこにも切り込んでいくことが、数多くの派遣労働者が寮から追い出されると騒がれているこのご時世には必要なのではないでしょうか。

もちろん大家さんの方にも言い分はあるでしょうし、どちらが問題と一方的に決めつけるものではないと思いますが、ゼロゼロ物件が「鍵貸し契約」という問題を抱えていることは、一方で敷金礼金を取る業者にとっての差別化にもなっている訳で、結びつけて考えるのはいかがなものかとは思いました。

問題なのはゼロゼロ物件でしょうか。それとも鍵貸し物件でしょうか。
(おそらく、借りる側にとって問題なのは「鍵貸し物件」だけど、従来の業者にとって問題なのは「ゼロゼロ物件」なんだろうなぁ・・・。だからセットで取り上げてもらわないと困るわけだよ。)

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