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2009年7月31日 (金)

CSRレポートのアンケートになぜ答えるのか

昨日の続きですが、今度は答える側から考えてみたメモです。

CSRレポートのアンケートには、少ないとはいえ回答が寄せられます。会社によっては記念品のようなインセンティブがある場合もありますが、多くは特にそういったものはなく、回答のためにはレポートをある程度読み込む必要があるため、結構手間がかかります。

そういったアンケートに答える側のモチベーションは何でしょうか。

ひとつ考えられるのは、「自分を意見を聞いて欲しい」「自分の意見を伝えたい」というものでしょう。その企業の活動に真剣に要望があり、意見を伝えたいと考えることは必ずしも珍しいことではありません。

ただ、一方で、こうしたアンケートに書く自分がただ「言うだけ」の存在で、悲しいかな大きな影響力を(株主や消費者などと違って、読者としては)持っていないことも承知しているようにも思います。「読者」というステークホルダーの立ち位置が分かっていないとでも言いましょうか。
(もっとも、多くの場合回答の際に「お客様」「従業員」「
株主」といったことを聞かれて立場を明確にしているので、意外とそんなことを考えているのは少数かも知れませんが。)

例えば第三者意見を報告書に掲載するような人たちが、「求められたから」意見を出すのは、意外とそういった「アンケート回答者の立ち位置」というのが分かっていて、アンケートに回答しても意味がないと考えているからかも知れません。
(少なくとも自社に関して言えば、第三者意見を他社のレポートに掲載しているような有識者らしきアンケート回答を見た事はありません。答えているという話も聞いたことはありません。)

そう考えると、何で無意味そうなアンケートに答えるのか、ということになるのですが・・・。

ちょっとでも意見を伝えることで、その内容に説得力があれば企業の行動を変えられる、と考えているかもしれませんし、あるいはそういった事はなくても、読んだ以上は何らかのフィードバックをしてあげたい、といった気持ちがあるのかもしれません。
(回答を読んでいると、後者ではないか、という意見は比較的多く見かけます。担当者としては嬉しい「応援メッセージ」です。)

自分の場合も、「読んだ以上はフィードバックするのが礼儀、という気持ちから回答をするケースが多いのですが、一方で自分の考えを整理するという要素もあります。その会社に対して、自分はいちステークホルダーとして何を望んでいるのか、何を期待するのか、ということです。

こうした「レポートや企業活動に意見を言うこと」というのは、当事者である従業員や顧客、株主といった立場であればその目的も動機も比較的想像しやすいのですが、利害関係者ではない第三者や、立場を明確にしていない読者の場合、なぜ意見を言うのでしょうか。

企業に求められたからでしょうか。企業に求めてでしょうか。

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