« なくなっては困るもの | トップページ | Macbookへの物欲 »

2009年7月16日 (木)

「多様性」から想起されるもの

昨日はナレッジマネジメント学会の多様性研究部会があったのですが、そこで思い付いてメモしたことなどを整理しておきたいと思います。

・協調と同調
強調は対立していても協力しあうこと、同調は相手の考えに同意すること。多様な考えを認めることは、必ずしも協調性がないことを意味しない。(日本で使われる「協調性がない」というのは、実は「同調性がない」?)

・日本人は妥協を嫌う
妥協というのはお互いの価値観や目的の違いを認めた上で落としどころを探ること。そのため互いの違いをなくそうとする日本人は、(互いに)妥協するという状況を嫌う。だから多様な価値観を受け入れることも嫌う。

・マネージャー
会社において「マネージャー」は管理職と訳されるが、そのニュアンスは高校野球や芸能人の「マネージャー」とはずいぶんとイメージが違う。多様性を活かせるのは後者の「マネージャー」ではないか。

・自立と自律
自立は自らの立場を自ら証明すること。自律は、自分自身を(何らかのルールで)律すること。本来そのルールは自分のルールだが、日本企業で求められる自律のルールは意外と会社のルールであることが多い。会社から強制されなくても自ら(会社の)ルールに従う自律は、多様な個人のルールを産み出すことはできない。

・正しいことは誰が言っても正しい
それは「正しいこと」への価値観が共通しているという暗黙の了解があるからこそ成り立つ考え。そしてそんな状態では、そもそも誰も「言う必要がない」。もっとも、オリジナルにおいてこの「誰」は立場や肩書きの事なので、それはそれで正しい。

・匿名は多様性を支えられるか

・人権とのかかわり

・信頼はどちらが生むものか
信頼するという状態は、信頼する側と信頼される側のどちらによって定義されるものか。

・多様性と役割分担
多様性の価値を目的達成という側面から眺めると、「役割分担」「適材適所」というニュアンスが生まれてくる。しかし、役割の分担(分業)が進めば進むほど、目的に対するベクトルや価値観の統一が必要になってくる。それは多様な価値観と相反する?

・そもそも企業が多様性を求めるのは
性別や人種といった「仕事に関係のない」属性を含めて評価するのではなく、ただ「能力」という単一の尺度で評価をする、ということではないか。またどんなに多様性を掲げる企業でも、「忠誠心」が多様であることは許容しないような気がする。

途中いくつか怪しいものがありますが、ざっとこのような感じでしょうか。最後の部分などは、CSR報告書などの記載事例などを調べてみてもよいかもしれません。

|

« なくなっては困るもの | トップページ | Macbookへの物欲 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/22760/45647112

この記事へのトラックバック一覧です: 「多様性」から想起されるもの:

« なくなっては困るもの | トップページ | Macbookへの物欲 »