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2009年8月31日 (月)

政権交代

ついに政権交代をしてしまいましたが、さて、大丈夫なんでしょうか。民主党政権が、ではなく、大量の議席を獲得した政権が、ということです。

前回の小泉郵政選挙と言い、どうも政権選択が極端に流れる傾向があるような気がして、その部分が気になっています。政権交代は構いませんが、それは僅差ぐらいで、できれば強行採決はできずに野党との交渉が必要な差ぐらいで決まっていれば良かったような気がするのです。

民主主義というと、多数決で意思決定すること、なんて勘違いをしている人が時々いるのですが、案外そういった人は少数派ではなく多数派なのかもしれません。(だから多数決で決めたがるのか?)

民主主義の原則は特定の誰かではなく「みんなで」決めることです。ただ、それぞれ意見の異なる「みんな」で話し合うと決着がつかないことが多いため、便宜上システムとして多数決があるにすぎません。

それを「多数決で決める」と勘違いしてしまうと、「多数派が決める」という勘違いにつながりがちです。前回大量議席を獲得した自民党が抱えていた問題は、自民党の体質や考え方よりも「多数を獲得した=自分達で決めて良い」という勘違いにあったような気がするのです。

「自分達で決める」、と考えた時点でそれはすでに民主主義ではありません。「自分」か「自分達」かの違いだけで、独裁主義の政治思想と変わりがないのです。国王が居る国でも民主主義と呼べる体制が可能なのは、国王が「自分が決める」と考えているか「みんなで決める」と考えているかの違いでしょう。

しかし、今の政治家が、特に「政権交代」ばかりを口にするような政治家がそういったことを理解しているようには思えません。「交代」を口にする時点で、すでに「次は自分達で決める」という意識が如実に現れてしまっているからです。

そういった意味では「自分達で決める」ことのできる体制にだけはしたくなかった気がします。

さてさて、これから日本の政治はどうなっていくでしょうか。一概に悲観的になることはないでしょうが、「自民党だから」「民主党だから」ではなく、「圧倒的過半数だから」政治に問題が発生しやすくなる、ということも、少し考えておいた方が良いような気がします。

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2009年8月27日 (木)

ネタがなくなる時

最近ブログのネタがありません。このブログも結構そうですが、会社のブログが特にそういう状態に陥っていて、かなり無理矢理ひねり出している自覚があります。

仕事が一段落して、逆にブログに書くようなことがなくなったと言えばそれまでですが、だからといって仕事をしていない訳ではないのですから、何かあってもいいようなものです。
もっとも、個人的な呟きのようなものは性格上書くわけにはいかないので、実際に書けるようなアクションをしていないと書けなくなるのは道理ではあるのですが。

ですから、読者対象が社内であれ社外であれ、仕事を話題(それも仕事に関係する話題ではなく、自身の仕事状況についての話題)とするブログを書くというのは、自分にアクションを強制する力とも言えるわけです。そんなものと割り切る方法もありますが、ある種の日報的にブログを書く場合、「ネタなし=仕事なし」のような感じで、精神的に落ち込んでしまうことがあるような気がします。

もっとも、一方でそれをドライブにしていくこともできるので、ようは心の持ちようということかもしれませんが・・・。

書くこと自体は十数分で終わらせることはできても(実際はもっとかかってしまいますが)、書く内容となるアクションは、そうはいきません。当然前倒しでやっておく必要があり、書くことがなくなったというのはそういった「やったこと」のストックが尽きてしまったということでもあります。

さて、何とかしなければいけませんね。(このブログもね。)

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2009年8月26日 (水)

バッテリーが・・・

久しぶりにHT1100用に使っているBluetoothキーボードのバッテリーが切れそうな気配。長文を書いていて途中で反応が無くなると泣けるので、今日はこれだけにしておきます。

・・・で、今朝の残りの時間は「機動戦士ガンダムUC」を読むことにします(笑)

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2009年8月25日 (火)

少人数教育

電車内の広告でこのような文言を見かけました。

クリエイターを育てるには「少人数教育」しか無いと思う。

文化学院の生徒募集の広告だったのですが、ふと違和感が・・・「クリエイター」というのは、少人数教育の中で本当に育つものなのでしょうか。

クリエイターというのは、学んで習得する技術はもちろん必要でしょうが、それ以上に才能を要する職業ではないかと思います。少なくとも、成功ということを考えた時には、他より抜きん出たユニークさが必要になるはずです。

であれば、その「他」というのは、多い方が良いのではないでしょうか。大人数の中で切磋琢磨することで、他とは違う独自の個性を発揮する。10人の中で発揮された個性よりも、100人の中で発揮される個性の方がより輝きは強いはずです。もっとも、最終的にクリエイターになれるのは、その中で生き残った一握り、ということにはなるのですが・・・。

もちろん、最初の100人が烏合の衆では意味がなく、それぞれに才能を持った人たちの大集団であってこそ、磨かれるものだとは思います。ただ、10人の中で磨かれた人よりも、100人の中で磨かれた人の方がより強いような気がするのです。その10人が最初から100人の中のトップ10であればもちろん話は違いますが、こと鍛えるということにおいて、クリエイターという職業は母集団が大きい中でこそ強く鍛えられるような気がします。

一方で、それ以外の多くのスキルについては、少人数の方が良いかもしれません。到達点がはっきりしていて、きちんと学べばそこに到達できるようなスキルの場合、大人数の中ではその効果が薄まるばかりだからです。

そう考えると、才能を見い出したり、競争により相対的に評価が決まるような教育研修は、実は母集団を大きくとっておいた方が良いのかもしれません。例えば、幹部教育のようなものは、選ばれた少人数でやれば確かに効率的に一定のレベルにまで持っていけるでしょうが、集団の中で、自分の力で抜きん出て来るような人物を探すことはできなくなります。一方でパソコン教室のようなものは、あまり大人数でまとめてやるのではなく、少人数でみっちりやった方が実は効率が良いような気もします。

最初に選別のプロセスを挟めば良いという話もあるのかもしれませんが、少人数の中で育てられた人間は、その集団の枠を越えて成長することはできないのではないか・・・ふとそんなことを考えてしまいました。
もちろん「大人数」といっても、互いの顔も分からないような規模になると競争も何もないので、ある程度の規模でなければいけないんですけどね。

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2009年8月24日 (月)

合宿

この週末は府中市民響の合宿がありました。今年の宴会参加は3時半までで、去年より遅かった気がしますが、自分にしては珍しく飲む量を抑えていたためか、翌日(当日?)に大きな影響はありませんでした。

もっとも帰宅後は爆睡で、昨日の午後は何もできませんでしたが(笑)

府中市民響の合宿は年々練習に重きを置くようになってきているというか、以前は親睦中心であまり練習はやっていなかったようにも思いますが、少しずつ練習時間が長くなっています。
とはいえ、学生オケほど朝から晩まで練習するわけではなく、今回も最初予定を聞いた時は「長いな〜」と思ってしまったのですが、やってみるとあっという間に終わってしまって、もっと弾く時間があってもよかったかもと感じました。合宿といえばつきもののパート練習などをするわけでもなく、「みっちり」練習するかというとそうでもないですね。

そのパート練習については、9月13日にやることに決定。先日コンサートマスターに提出した練習内容に沿って、主に音程関係の確認をするのですが、事前にパート内にも伝えておかなければなりません。いやいやその前にまずは自分がきちんと弾けるようにならなければ・・・。
(しかし、そういえばこの日はホールの人との打ち合わせがあったような気が・・・結構移動でバタバタしそうです。)

今回の合宿では、少し早めに現地入りして個人練習をし、そこそこ手応えをつかみつつはある(少なくともオレイユよりは馴染みつつある)のですが、まだ合奏では余裕がありません。あと1ヶ月あるので、もう少し丁寧にさらう必要がありますね。

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2009年8月21日 (金)

なんだか・・・

書くことが思い付かないのは、テンションが下がっているということでしょうが、このところ社内向けのアウトプットの頻度が高いので、少し枯渇ぎみなのかもしれません。残業しないで帰るわりには、特にさしたる刺激を求めることもなくさらっと帰宅してしまいますし、そのあたりで少々生活が固定化してしまっているのでしょう。

もしかして、一番大きな原因は、ランチを外に食べに行かなくなったことかも・・・「外」をうろうろすると、色々と考えたり、思い付くことがあるんですけどね(笑)

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2009年8月20日 (木)

再びほぼ日手帳

なんだか右往左往していますが、再びほぼ日手帳を復活させています。やはりただのメモ帳だと逆にメモをとらなくなると言うか、1日1ページが用意されているから、何かをメモしようと思う部分があるのかもしれません。
(日記のようなもの?)

というわけで、使っていなかった期間のメモを書き写し中。なんだか無駄なことばかりやっているような気がしますが・・・。

一つ問題なのは、持ち歩きが少々かさばる点なのですが、去年一時期やっていたようにカバーをブックカバーに替えてしまうという方法も考えてみたいと思います。

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2009年8月19日 (水)

残業は「しない主義」?「する主義」?

アソシエオンラインの「すぐ効く仕事のコツ」に「他人を困らせないようにしつつ、自分のこだわりを考える」というコラムを読んでいたら、挿し絵の漫画で「残業をしない主義」というのがありました。

内容としては、「自分は残業をしない主義」だとしても、それを相手に言う必要はなく、その場その場に合った対応を取るようにするというもので、自分のこだわりをストレートに主張するよりも、相手に伝わりやすい(例えば「家庭の事情」など)表現を使おうというものです。

そういった伝え方の問題はさておき、ちょっと気になってしまったのが、残業は「しない主義」というのは聞くけれども、残業を「する主義」というのはあまり聞かないなぁということ。

残業の多くは「主義」ではなく「状況」で生まれるものだから、と言ってしまえばそれまでですが、こうした捉え方をする限り、残業はなくせないのでは、という気がします。

例えば残業しないのが当たり前の環境であれば、残業は「主義でする」ものになるはずです。逆に考えれば、「残業はしない主義」というのは、残業が当たり前の環境だからこそ生まれてくる考え方ということになるでしょう。

コラムの主題とは関係ないのですが、ついついそんなことを考えてしまいました。

ちなみに私は「残業はしない主義」です。会社の雰囲気、推して知るべし(笑)

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2009年8月18日 (火)

録音を聴く

府中市民響の本番に向けた練習計画をたてるために、改めて録音などを聴き直しているのですが、やっぱりそうやってある程度客観的に振り返ることが大切だなぁなどと改めて感じています。

録音自体は、指揮者の指示を拾うためのもので、必ずしも実際の演奏の状態を表すもの(音量のバランスなど)ではないのですが、音程はもちろん、リズムやアーティキレーションなど、「こう弾いているつもりだったけれども、実際にはこう聞こえているのか」とか「もっとこうやって弾いた方がいい」とか、実際に合奏をしている中ではなかなか思いつかないようなことが次々と浮かんできます。

ま、練習中は弾くのに必死で、こういったことに頭を使えていないだけですが(笑)

基本的に低弦の課題は音程ということで、実際にパート練習をやるとなるとそういった練習が中心になってしまうのですが、多くの箇所は基本的に弾き込みが足りないケースがほとんどで、一度丁寧に確認して何度か繰り返せばできるようになるはずです。

もっとも、そう思ってやらせてみたら実際にはできなかったりすることがあります。パート練習って、聴いて指導する側に回ると、その現状に落ち込んでしまうことがあるんですよねぇ。一緒になって弾いていると、自分の事の方が気になってしまうので、逆に気が回っていないのかもしれません。

さて、残りの録音も聴かなくては。ちょっと朝のこの時間ももったいない状況だったりします。

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2009年8月17日 (月)

演奏会終了

先週末にアンサンブル・オレイユの演奏会が終了しました。

まずは一段落ということになりますが、来月には府中市民響の定期演奏会があります。昨日は普通に練習があったのですが、仕上がりが遅いということで指揮者&コンサートマスターより一喝されてしまいました。本番にむけて追い込みをかけていかなければなりません。

さておき、ますはオレイユの練習や本番を通じて感じたことなど。

小編成のオーケストラで、しかもメンバーが代表による一本釣り(公開の団員募集などはしていない)で集められていることもあり、オレイユは個々のメンバーのレベルの高さが目を惹きます。一方で、基本的に個人の技量に頼っているため、それをさらに引き上げるノウハウのようなものは少ないように思いました。

必要がないと言えばそれまでですが、一方で府中市民響のように様々なレベルの演奏者が集まる団体にはそうした「オケとして個人の技量を引き上げていくためのノウハウ」が必要なのではないかと感じてしまいました。

特に府中の場合、大人数を抱える弦楽器について、パートとしてのレベルをあげていくノウハウが必要なのですが、悲しいかな自分にはそうした経験がありません。大学のオケなどでみっちりしごかれた人などには、そういったことを自然と経験しているものだと思いますが、そういった「大きなパートの中で指導される側」というのにあまり縁がないのです。指導されたことがないから、指導の仕方や練習方法も分からないわけで、そのあたりは改めて何か考えなければいけないと思った次第です。
(残念ながらオレイユでもそういった経験は得られませんでしたし・・・そもそもメンバー構成が雑多な市民オケでは難しいのかもしれませんが。)

オレイユの本番は多少のハプニングもあってなかなかスリリングなものでしたが、なんとか破綻せずに終了。そのあたりもレベルの高さを感じますが、なにしろ曲が曲だけに、実際のところどれだけ仕上がったのか、というのがよく分からないというのが、若干消化不良でしょうか。勉強不足と行ってしまえばそれまでですが、「ここまでできた」みたいな達成度を評価するような軸がないので、どれぐらいの完成度で演奏ができたのかが弾いていてもよく分からないのです。

もっとも、どんな曲でも最初はそうなのであって、著名な曲などについてはCDなどですでにイメージができてしまっていることが、逆に足かせになったりしているのかもしれません。

さて、今週は週末の合宿と来月の本番に向けた練習計画を考えなければ・・・。

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2009年8月12日 (水)

お盆休み

明日から会社はお盆休みということで、ブログの更新もちょっとだけ中断(の予定)。休みの日はなぜか書く気にならないんですよね。

今年のお盆休みは、演奏会の本番があることもあって、特に旅行などの予定はありません。高速道路の混雑が明らかに予想されるのに出かける気にもなりません。

演奏会に備えて最後の練習などしながら、せいぜい都内をぶらぶらする程度かなと思います。もしかしたら日帰りでちょっとした遠出をするかもしれませんが・・・。

一応本番直前ということで演奏会の案内をします。

アンサンブル・オレイユ 第15回定期演奏会

日時:2009年8月15日(土) 17:30開場 18:00開演
場所:東京オペラシティ リサイタルホール
(京王新線初台駅徒歩2分)

曲目
ティペット:”セリンジャーズ・ラウンド”によるディベルティメント
ブリテン:シンフォニエッタ
ヴォーン=ウィリアムズ:音楽へのセレナード
モーラン:ト調のセレナード

指揮:北爪道夫
全席自由:1000円

恐らく大半の人は作曲者や曲名を見て「?」だと思いますが、今回はイギリス特集ということで、すべてイギリスの作曲家です。

アンサンブル・オレイユは、20世紀の音楽、日本では演奏される機会が少ない作品を取り上げる、アマチュアとしてはかなり珍しい団体なので、こうした選曲になるのですが、20世紀の音楽と言っても今回は比較的耳に馴染みやすい、聴きやすい曲が多いと思います。

特にヴォーン=ウィリアムズの音楽へのセレナードなどは、とても美しい曲なのでおすすめです。

お盆の予定がぽっかり空いてしまったという方、たまには珍しい音楽でも聴いてみようかという方がいらっしゃいましたら、ぜひお越しください。

お盆前の宣伝でした。

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2009年8月11日 (火)

温暖化のコストは誰が負担するのか

先週の金曜日にエントリーするつもりが、HT1100のトラブルでできなかったネタを手直しして掲載。

先週8/6の産経新聞にこんな記事がありました。

民主案「世帯36万円負担増」 温暖化コスト 経産省が試算

経済産業省が、温暖化対策のコストの試算を発表したもので、自民党よりもさらに大きな負担が民主党案ではかかるというもの。

こうした時期なので、選挙への牽制として出された雰囲気がありありなのですが、それはさておき、気になったのは記事の中で紹介されていた消費者団体代表の委員の声です。

「一般では受け入れられない恐ろしい数字だ」

これは民主党案の36万円という数字ではなく、自民党案の7万7千円という負担増に対して発せられた意見だそうです。試算内容について投げられたものか、温暖化対策のコストに対して投げられたものかは不明ですが、「温暖化対策はして欲しい」「でも負担は増えちゃ駄目」というのであれば、ずいぶんと身勝手な話だなぁという気がします。

話の流れが分からないので、どういったコンテキストの中で出てきた発言で、真意はどういったものか分からないのですが、記事での取り上げ方としてもいかがなものか・・・などと思ってしまいました。

さて、この日の産経新聞のトップはこんな記事。

環境省「総合評価」入札 1社応札が7割

ようは試算では7万7千円あるいは36万円増える家計負担のお金が、結局どこに流れますか、という話で、エコの利権が拡大する中で色々不透明な部分があるのではないか・・・という話です。

確かに、家計が負担したお金は宙に消えるわけではなく、どこかで使われることになるわけで、これを「コスト」「負担」と受けとるか「メリット」「利益」と受けとるかは立場によります。

単純に負担だけで論じるのではなく、それをどう使うのか、それにより誰がどう潤うのか、ということもセットで議論ができるとよいのかもしれませんね。

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2009年8月10日 (月)

日本に寄付文化が根付かない理由

先週の金曜日に「社会起業支援サミット2009in東京」というイベントに行ってきました。

10団体がプレゼンテーションを行ったのですが、その内容はおいおい紹介していくとして(と書いて紹介したためしがないような気もしますが)、最後にプレゼンテーションを行った株式会社ファンドレックスの方が、会場内に日本と欧米で寄付文化が違うのはなぜか、という趣旨の質問をされていたので、その時に思いついたことなど。

以前書いたような気もしますが、日本は「お金の稼ぎ方」を問題にし、欧米は「お金の使い方」を問題にする文化があるのではないか、というのが個人的な考えです。

稼ぎ方に注目するというのはどういうことか。適切に稼ぎ、「儲けすぎない」という抑止力が働くということです。言い換えれば、生活水準にあわせた稼ぎ方を是とし、働きにみあった対価であることを良しとするわけです。

すると、寄付ができるほど「稼いでいる」というのは、生活水準を越えた稼ぎということになり、それが「働き以上の対価を得ている」という見方につながるため、そういったことに抑止力が働くようになります。

さらに「働きにみあった対価」という価値観が進むと、どんなに稼いでもそれは「働きにみあった」ものであって、自分で使って何が悪い、なぜ寄付という形で社会に分け与えなければいけないのか、という考えにもつながるでしょう。貧困層に自助努力を求める傾向があるのも、「働かざるもの食うべからず」と、みあった働きをしていないから稼げないのだという意識がどこかにあるからではないでしょうか。

また、寄付を受ける側にしても、「汗水垂らして働いた対価ではない」という抵抗感が働きます。寄付をベースにするNPOではなく、ビジネスをベースにする社会起業に抵抗が少ないのも、そういった心理が働いているような気がします。

ではお金の使い方を問題にするとどうなるか。

稼ぎ方を問題視しない場合、働き以上の対価を得ることにも抵抗はなくなります。一方でたとえどんなに稼ぎが少なくても、それを「自分のためだけに使う」のは恥ずかしい、という意識が働くので、何らかの形で社会に還元することを考えるようになります。

また、寄付を受ける側にしても、問題は使い方なので、寄付者に感謝はしても、寄付を受けた自分に後ろめたさというのはないはずです。稼ぎ方ではなく、使い方に誇りを持っているからです。

企業の社会貢献活動に対して、どことなく色眼鏡で見てしまうのも、その稼ぎに「正当なものではないのではないか」という心理が働くからです。免罪符という捉え方はまさにその最たるものでしょう。
「宣伝のため」という捉え方も、「働き以上に稼ぐため」という捉え方になります。

さらに言えば高級ブランド(モノそのものの価値以上に対価を得られる商品)がなかなか日本では育たないのも、(特に売る側に)そうした付加価値を上乗せすることへの抵抗感があるのではないか、という気がします。ここで問題なのは、(海外ブランドに飛び付く)買い手である消費者以上に、(日本ブランドを育てる)売り手である企業の側にそうした意識があるのではないか、ということです。

もちろんこうした「まっとうな稼ぎ方を是とする」考え方が悪いわけではなく、欧米でもそうした考えは徐々に広がっていて、それがCSR調達のような形で顕在化しているように思います。

一方で日本では、「どう稼ぐか」以上に「どう使うか」という視点での成熟が必要で、寄付文化というのはそのバロメーターになるのではないかという気がします。

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2009年8月 6日 (木)

ソフトバンク流「超」速断の仕事術

いつもコメントを寄せてくださる走れ!プロジェクトマネージャーの大木さんが本を出されたとの事で、発売日に購入して、(飲み会の後に)帰りの電車でまずは一読したのですが、感想を書かねばと思っているうちに先を越されてしまいました

それでは、とちょっと構えてしまい、結果として少し遅くなってしまいましたが、感想などをメモしておきたいと思います。

まず、タイトルに「仕事術」とあるのですが、「ああしろ」「こうしろ」というノウハウが整理されたハウツー型ではないように思いました。むしろソフトバンクでの仕事のエピソードを大木さんの考えを添えた読み物に近いでしょうか。

そういった意味では、最初の一読ではあまりすらすらとは読めず、後から何度かしっかり噛み締める必要があるように思います。そこから「術」を整理し生み出すのは読者側の領分という感じで、残念ながら読んだだけでは「1か月かかる仕事を1週間でやり遂げる!」仕事の進め方が分かるというものではありません。
(ま、当たり前と言えば当たり前で、本を読んだだけで仕事ができるようになれば苦労はしないですが。)

あえて言えば章間に挟まれているコラムは、少し整理された仕事術という感じになっています。

全体の感想はさておき、個人的に印象に残った箇所を挙げておきます。

・マルチプロジェクトとシングルタスク
コンタクトセンター設立の際に注力したという考え方ですが、ああそういえば自分の仕事は「シングルプロジェクト、マルチタスク」というなんだかよく分からない状態に陥っているかも・・・などと反省してしまいました。

・任せる際の4つのチェックポイント
マネージャーの心得として挙げられていましたが、逆に任せられる側としてはこうした点を先回りしておけば良いということになります。あとは、上司のマネジメントスキルのチェックにも使えそうです(笑)

・プロジェクトマネージャーはプランナー
これはなるほどという感じで、でもそういえばプロジェクトマネージャーとプロジェクトリーダーって何か違うのかな、などと。リーダーは、プランナー的なイメージもありますよね。

・3分間プレゼンテーション
これはもう単純に参考にしようかと。まぁブログは無理ですが。

・スコープとアウト・オブ・スコープを決める
なかなかできていないことで、単純に反省したのですが、何かを企画する際のフォーマットとして最初から用意しておくようにすると良いのかも、とも思いました。

・叩き台は30分以内に作る
そういえば叩き台の話がブログにあったことを思い出しました。

・よい提案をもらうためのRFP(提案要請書)
これまでは提案する側が多かったのであまり考えたことがありませんでしたが、今後はこうしたスキルも必要だなぁと。
それと業者が「説明に行かせてほしい」というのは、提案書が分かりにくいためで、そうした業者は発注後も分かりにくい資料を作成したりするのではないかと不安になる、という下りはとても考えさせられました。

・信頼するが、信用はしない
個人的には信用する(用いる)が、信頼しない(頼りきらない)と考えていたのですが、なるほどと。

・A4用紙1枚のエグゼクティブサマリー
普段から経営陣に見せることを意識しておく、というのは考えを整理する際に有効だと思います。ま、書いてあるとおり、本来マネージャーの仕事で、部下として(代わりに)考えるような事ではありませんが。

・ビジネスにおいて「得意」とは結果につながること
なるほどなぁというか、では自分の得意はなんだろうか、と改めて考え込んでしまいました。「好き」というのとも少し違うんですよね。

漠然と書いてしまいましたが、こういう本を読むと一時的に仕事へのモチベーションが上がって色々とやろうという気になるのですが、なかなか定着しなかったりします。何かひとつに絞るとか、少しでも自分自身の変化につながるようにしていきたいですね。
(ちょっと言わせてもらえばこの本にかかれている仕事術は、ソフトバンクという環境が作り出したものでもあるので、実際に個人の自覚だけで1か月の仕事を1週間にするには、何か別のブレークスルーが必要な気もするんですよね・・・。)

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2009年8月 4日 (火)

手帳をしばらく変更してみます

ここしばらくほぼ日手帳への書き込みがなく、白紙の日が目立つようになってきました。

サイズも重さもそこそこあるため、しばらく持ち歩くのをやめてみることにします。代わりに、以前購入したトラベラーズノートのパスポートサイズをメモ帳としてもう一度引っ張り出してきました。

ただ、カバーについては正直あまり使いやすいとは言いにくいため、エディーバウアーでもらったパスポートケースをカバーを使用。薄いため、ズボンのポケットだけでなく、ワイシャツの胸ポケットにもぎりぎり収まるのがポイントです。

少し悩んだのがペンですが、LAMYのアルスターやシャーボXでは組み合わせるのに少し大きすぎるため、パーカーのエスプリをしばらく使ってみることにします。以前試したときにはパスポートノートのリフィルとの相性もそれほど悪くはなかったはずです。
ペン先がFのため、少々文字が太くなってしまうのが難点ですが、そこはメモの取り方でカバーすることにします。

LAMYの万年筆は、今のところ会社のメモパッドとの相性がよいので、そちらと組み合わせて使うことにしようと考えていますが、シャーボXは微妙です。0.4mmのジェルインクを使っていますが、これはほぼ日手帳に細かく書き込むには適していますが、トラベラーズノートや会社のメモパッドとの相性が(細すぎて)いまいちなのです。

・・・ということは、ほぼ日手帳に挿して待機させておくのが良いのかもしれません。持ち歩き用ではなく、会社での卓上メモとして使ってみようかな・・・。

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2009年8月 3日 (月)

他社のCSRレポートを読んで紹介するという企画

このブログでの話ではなく、他社のCSRレポートを紹介しながら、自社のレポートの内容についても紹介するという情報発信を、会社のイントラネットでの企画として考えています。

できれば毎週決まった形で行うルーチンにしたいのですが、一方であまり業務的にしたくない(構えた内容にしたくない)という気持ちもあって、どういったやり方がよいかをしばらく考えていたのですが、意見のもらいやすさも考えて、掲示板に投稿していく形で進めてみることにしました。

ただ、本当は先週の金曜日に第一号を発信したかったのですが、他の作業に追われて断念。会社のブログと同じで、こうした取り組みは自分の中でそのためのリソースをしっかりブロックしておかないと、他にかき消されてしまいます。そのあたりが大きな課題ですね。

さてどうしましょう。毎週金曜日の発信を考えていましたが、少し間が空いてしまいますね。もっとも、週の前半は別の情報発信も考えているので、まずはそちらから片付けなければ。

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