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2009年8月25日 (火)

少人数教育

電車内の広告でこのような文言を見かけました。

クリエイターを育てるには「少人数教育」しか無いと思う。

文化学院の生徒募集の広告だったのですが、ふと違和感が・・・「クリエイター」というのは、少人数教育の中で本当に育つものなのでしょうか。

クリエイターというのは、学んで習得する技術はもちろん必要でしょうが、それ以上に才能を要する職業ではないかと思います。少なくとも、成功ということを考えた時には、他より抜きん出たユニークさが必要になるはずです。

であれば、その「他」というのは、多い方が良いのではないでしょうか。大人数の中で切磋琢磨することで、他とは違う独自の個性を発揮する。10人の中で発揮された個性よりも、100人の中で発揮される個性の方がより輝きは強いはずです。もっとも、最終的にクリエイターになれるのは、その中で生き残った一握り、ということにはなるのですが・・・。

もちろん、最初の100人が烏合の衆では意味がなく、それぞれに才能を持った人たちの大集団であってこそ、磨かれるものだとは思います。ただ、10人の中で磨かれた人よりも、100人の中で磨かれた人の方がより強いような気がするのです。その10人が最初から100人の中のトップ10であればもちろん話は違いますが、こと鍛えるということにおいて、クリエイターという職業は母集団が大きい中でこそ強く鍛えられるような気がします。

一方で、それ以外の多くのスキルについては、少人数の方が良いかもしれません。到達点がはっきりしていて、きちんと学べばそこに到達できるようなスキルの場合、大人数の中ではその効果が薄まるばかりだからです。

そう考えると、才能を見い出したり、競争により相対的に評価が決まるような教育研修は、実は母集団を大きくとっておいた方が良いのかもしれません。例えば、幹部教育のようなものは、選ばれた少人数でやれば確かに効率的に一定のレベルにまで持っていけるでしょうが、集団の中で、自分の力で抜きん出て来るような人物を探すことはできなくなります。一方でパソコン教室のようなものは、あまり大人数でまとめてやるのではなく、少人数でみっちりやった方が実は効率が良いような気もします。

最初に選別のプロセスを挟めば良いという話もあるのかもしれませんが、少人数の中で育てられた人間は、その集団の枠を越えて成長することはできないのではないか・・・ふとそんなことを考えてしまいました。
もちろん「大人数」といっても、互いの顔も分からないような規模になると競争も何もないので、ある程度の規模でなければいけないんですけどね。

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 ProjectKさんが「少人数教育」というエントリーを書かれていたのを拝読して [続きを読む]

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