« 企業の社会貢献を3層構造で考える | トップページ | MacBookを何に使うか »

2009年9月 9日 (水)

CSRをどう定義するか

CSRをどう捉え、どう定義するかというのは、調べればいくらでも出てくるものだと思うのですが、最後は自分自身がどう受け止めているかというのを自分の言葉で定義するしかないだろうと考えています。

もちろんそれは固定化されている必要はなく、その時々で変わっても良いものでしょう。むしろそうやって、正解を決めてしまうのではなく、常に考え続けていくことが必要な概念のような気がします。

・・・で、最近、というか昨日手帳(ほぼ日手帳)にメモをしたのがこのような捉え方です。

CSRは「社会に対する責任」
「株主に対する責任」「顧客に対する責任」「従業員に対する責任」といった従来のステークホルダーに対し、新たに台頭してきたのが「環境」や「社会」といったステークホルダー。
「社会」とは?企業活動により間接的に影響を受けるステークホルダーで、その影響範囲の考え方は「北京の蝶」に近い。

整理をしておくと、当初企業がその要請に応える「責任」を負っていたのは、オーナーであり株主だけだったはずです。それがやがて(商売上の要請から)顧客に対する責任を意識するようになり、労働闘争を経て従業員に対する責任を負うようになり、消費者問題などから消費者に対する責任なども自覚するようになっていきます。

このあたりの、ビジネス上直接的な責任範囲が拡大したのが20世紀とすれば、21世紀からはその範囲がさらに広がったということが言えるでしょう。

それが「環境」や「社会」といったものへの責任です。環境に関しては20世紀から言われていましたが、公害のような活動がまだ直接的に影響する問題と、気候変動のような「共有地の悲劇」的な要素が大きい問題とでは、若干性格が異なります。

「消費者」と「社会」もそういった意味では違っていて、時として消費者は自らが社会であるかのような立場に身を置くことがありますが、本来は消費者も「社会」に対して責任を持つ立場のはずです。

閑話休題。こうした「間接的なステークホルダー」に対して責任を負うというのがCSRの考え方で、拡大してSRということが言われるのも、企業に限らずそうした考え方がベースにあるからではないかと思います。

ですから、拡大しようと思えば「北京の蝶のはばたきがニューヨークで嵐を起こす」のような結びつけ方も可能になります。
(もっともこの「北京の蝶」の解釈は間違いですが・・・一応承知の上で使っているのでご容赦願います。)

そういった意味では、これ以上の責任範囲の考え方は今後登場することはないかも知れませんが、逆に広いだけにより細分化する動きが加速するかもしれません。ステークホルダーという対象範囲ではなく、テーマで区切るようになりつつあるのも、そういった流れの一つである可能性がありますね。

|

« 企業の社会貢献を3層構造で考える | トップページ | MacBookを何に使うか »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/22760/46162221

この記事へのトラックバック一覧です: CSRをどう定義するか:

« 企業の社会貢献を3層構造で考える | トップページ | MacBookを何に使うか »