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2009年11月18日 (水)

3歩進んで2歩さがる

以前原稿を寄稿していたこともある、「知コツ」という声に出して読むのは少々気恥ずかしいメールマガジンがあるのですが、その318号でサステイナビリティについてこんな解釈がありました。

サステイナビリティという言葉がある。意味は知っていても実現の仕方を知る人は少ない、実行できる人はほとんどいない。
なぜなら、それは3歩進んで2歩さがることだからである。

実際に2歩さがるかはさておき、持続可能な「開発」において重要なのは、少なくとも「立ち止まる」という行為なのかもしれません。ひたすらに前進するのではなく、立ち止まって振り返る機会を持つ。「走りながら考える」ことが求められる風潮が強いですが、先が見えないからこそ、時には立ち止まって考える勇気も必要なのでしょう。

ただ、サステイナブルということを考えた場合、この「立ち止まる」にはもう一つの意味が発生します。それは「周囲が追い付いてくるのを待つ」ということ。

これは特に自然環境とのかかわりにおける考え方ですが、自然の回復力を追い越さないように「立ち止まって」自然の回復が追い付いてくるのを待つことが必要になるということです。

しかし、これが難しい。

これは一方で言い換えれば、「徒競走で手をつないで一緒にゴールする」必要があるという考え方でもあるからです。実際には、自然のために立ち止まれば、ライバルに追い越されるのが現状でしょう。そのパラダイムを転換することは可能なのか。そうすることで逆に停滞してしまうことはないのか・・・そんな捉え方もできます。

現実には、「持続可能な開発」においても、競争原理は失われていません。むしろ、競争原理を持ち込むことで、そうした開発を加速させようとしているのが現状でしょう。
問題はそうした「競争原理」や「加速させる行為」が、本当にサステイナブルと呼べるのかどうか、両者を両立させることはどのようにすれば可能なのか、ということです。

ウサギとカメの競争では、途中で休んだウサギが休まなかったカメに結局追い抜かれてしまいます。カメのように、ゆっくり歩むことで回復力を越えないようにするのが良いのか、ウサギのように時々休んで回復を待つのが良いのか、ゴールに早くたどり着くには、という視点ではなく、持続可能という視点でそうしたプロセスを見直す必要があるのかもしれません。

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