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2010年12月24日 (金)

どのような視点で捉えるか

まぁ確かに残業というのは自主的に取るものではなく強制されるものではあるのだが・・・神奈川県警厚木署で、夜間当直中に受理した事件が10件を超えたら、当直員に残業を課していた、という話。

当直中の事件、10件超なら強制残業…厚木署
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101222-OYT1T00368.htm

受理する事件数が増えたことを何らかの兆候と捉え、巡回や呼びかけを行う、という発想自体は悪くない。ただ、それを受理した当直員たちに「課する」のはいかがなものか。署員のコメントにあるように、残業を避けるために「受理しないようにする」という気持ちが生まれるのは想像に難くない。

発想自体は悪くないのだ。実際のところ、紹介されている署員の意見の方が少数で、多くの署員は「犯罪を減らす」というポジティブな発想で取り組んでいる可能性もある。この記事も、書き方次第では全く別のニュアンスになって、「一丸となって犯罪撲滅に取り組むすばらしい署」というイメージになるはずだ。正直、記事に書かれている内容をちょっと並び替えて表現を変えるだけで十分だろう。

当直中の事件、10件超なら市民に注意呼びかけ…厚木署

やっている事は変わらなくても、見出しをこう変えるだけでイメージは正反対になる。

実際のところは当人たちにしか分からない訳だが、こういう書き方でもよかったのではないか、という気がしなくもない。その上で、一方で残業が強制される事への不満も上がっており、受理件数が恣意的に減らされている可能性もあると指摘すれば良い。

そうすれば、取り組み自体は残したまま、不満をなくすにはどうしたら良いか、という方向で検討を促す事ができるからだ。記事のニュアンスだと、取り組み自体やめてしまえ、という議論になりかねない。

こうやって取り上げ方一つで、その後の動きすら変わってしまうような事ってあるよな・・・なんて事を考えさせられた記事だった。

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