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2011年10月25日 (火)

CSRレポートのアンケート回答者というポジション

昨日、CSRレポートの制作会社の人と話をしていて、他社の担当者から自分の名前を聞くことがある、と言われた。理由は不明だが、ブログを書いているからか、(レポートへの)アンケートに原則記名で答えているからだろう。

前者の可能性がもちろん高い訳だが、後者である方が個人的には嬉しいし、価値があるような気がする。

CSRレポートのアンケートは、「CSRに関して」ステークホルダー側からコミュニケーションを行うためのほぼ唯一の手段と考えて良い。商品やサービスについてならお客様相談窓口のようなものはあるし、別にそこでCSRに関して投げかけても良いわけだが、本来機能すべきなのはこうしたアンケートの方だろう。

アンケートは、ステークホルダーダイアログや第三者意見と違って「誰でも」意見する事ができる。だから、本当に企業のCSRに関心があれば、レポートを読んでアンケートを通じて意見を伝えるのは、至極当然の事だ。そうした事をせずに「企業のCSRに関する情報発信が不十分」と言うのは、実はたいして関心がなくて一般論を言っているだけか、無責任な放言をしているかでしかない。

そういった意味で、後者だったらすごい事だと思ったのだ。もちろん自分の場合、所属も含めたバックグラウンドによる影響がないとは言わない(基本的に相手が同業社であってもすべて書いている)が、複数の会社からアンケートを通じて名前を覚えてもらえるとすれば、それは発した意見にインパクトがあるという事でもある。

担当者同士で情報交換をしたり、制作会社とやり取りする中で、共通して出てくる「耳は痛いが説得力のある」意見を言うアンケート回答者というのは、それはそれで有識者とは違った結構意味のあるポジションではないか。

昨日の話でそんな事を考えた。回答したアンケートに直接フィードバックが得られるわけではないので、「勝手な事言いやがって」的な印象を持たれているだけの可能性もある訳だが、それはそれだろう。

とはいえ、実際のところどうなんだろうか。自社のレポートのアンケートは匿名なので、発信者を特定できないのだが(もちろん自ら名前を書いてくる人もいるが)、記名欄を設けてアンケートを実施している企業というのは、回答者をどの程度意識しているものなのだろう。

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