« 大企業病を振り返る | トップページ | 変拍子のノリに対応する »

2012年2月20日 (月)

大企業病とCSRコンサルタント

先週大企業病についてエントリーをして、やや尻切れトンボのまま終わっているのだが、休みを挟んだらどんな結論に持っていこうと考えていたのかすっかり忘れてしまった・・・。

元々のきっかけである「大企業のCSR部は大企業病の病巣だ」については、初日に書いた以上の反論があるわけではない。表現を変えるとすれば、「大企業のCSR部は大企業(大組織)ならではの病巣だ」という感じだろうか。そもそも「CSR部」などという専任組織ができる事自体、大組織でなければありえない。

「CSRは経営そのもの」という主張がある。であれば、そもそもそれは経営企画や経営陣、さらには一人ひとりの役割であって、専門部署など必要ない。さらに加えるなら「CSRコンサルタント」という職業も不要だろう。「経営コンサルタント」で十分だし、むしろその範疇で語られる事が求められるものだからだ。

最初に引っかかってしまったのは、結局そういう事なのかもしれない。「大企業のCSR部は大企業病の病巣だ」というのは、「経営コンサルタントの」言葉であれば、頭を垂れて聞くべきだろう。何しろ経営の一部であるCSRを、さもそれだけが特別であるかのように扱おうとするのが「CSR部」であり「CSRコンサルタント」だからだ。しかし、CSRコンサルタントの範疇に入るような人が口にするのであれば、大いに間違っている。

もちろん、過渡期としてはそうした存在はありうるが、位置づけ的にはプロジェクトやタスクフォースに近いだろう。課題が解決されれば解散するNPOのように、「今経営に根付いていない」課題を解決するのが目的であれば、一時的にそうした組織は必要だし、大きな組織で解決に数年かかるようであれば、組織化されるのはそれほどおかしくはない。

おかしくはないが、それが将来的に続くものと考える事には違和感がある。
大企業病かどうかはさておき(そもそも大企業病という言葉は単に煽情的なだけで、企業が抱える問題を指摘する明確な概念でも何でもない)、「CSR部」といった組織や「CSR◯◯」といった職業を不要としていく事が、組織や社会の課題である、とは言えるような気がする。

|

« 大企業病を振り返る | トップページ | 変拍子のノリに対応する »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/22760/54029912

この記事へのトラックバック一覧です: 大企業病とCSRコンサルタント:

« 大企業病を振り返る | トップページ | 変拍子のノリに対応する »