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2012年3月22日 (木)

震災のがれきをどう処理していくか

このブログも最近は個人名が特定されているので、やや扱いづらいテーマなのだが・・・。

震災がれきの広域処理の受け入れについて、徳島県の対応が(多分一部でだと思うが)話題になっていた。

がれき受け入れ、徳島県の説明が核心を突く(ゆかしメディア)
http://media.yucasee.jp/posts/index/10685

ソースへのリンクがなかったので、探してみたら、一部表現を変更したらしい。

目安箱に寄せられた提言と回答
http://www.pref.tokushima.jp/governor/opinion/form/652

こうした回答をきちんと公開している徳島県の姿勢には好感が持てる・・・が、ちょっとひっかかってしまったのは、では結局震災がれきの放射性セシウムの濃度はどの位で、徳島県ではどこまでなら受け入れると考えているのか、という事だ。
(国の基準がいい加減だから・・・というのは、批判や提言の理由にはなっても「受け入れない」理由にはならない。)

で、震災がれきの放射能濃度についてはこんなのを見つけた。

宮城県内における災害廃棄物の放射能濃度測定調査の結果について
http://www.pref.miyagi.jp/press/pdf/111125-5.pdf

確かに、多くの市町村で100ベクレルを超えているようだ。ただ、高い所でも1000ベクレルは超えておらず、国の基準である8000ベクレルには程遠い。

少し気になったので、伊勢崎市も調べてみた。ちなみに「伊勢崎市 処分場 1800」で検索したら、徳島県の回答の話題ばかりヒットして肝心のソースが出てこなかった。

で、ホームページで探すとこれ。確かに1800ベクレルを超えている。

焼却灰の放射性物質の測定結果について
http://www.city.isesaki.lg.jp/data/seisou/sokutei0.pdf

ただ、伊勢崎市は被災地の震災がれきを受け入れていた訳ではないので、これはあくまでも地元での話になるだろう。


さて、冒頭に戻るのだが、徳島県が「どの部分を」修正したかまでは分からないのだが、かゆしメディアと比較すると、最後の3段落が、かゆしメディアにはない事が一見して分かる。これが意図的なものか、後から追加されたものかは不明なのだが、実は結構重要な事が書かれている気がするのだ。

もちろん、放射能に汚染されていない廃棄物など、安全性が確認された廃棄物まで受け入れないということではありません。安全な瓦礫については協力したいという思いはございます。 ただ、瓦礫を処理する施設を県は保有していないため、受け入れについては、施設を有する各市町村及び県民の理解と同意が不可欠です。 われわれとしては国に対し、上記のような事柄に対する丁寧で明確な説明を求めているところであり、県民の理解が進めば、協力できる部分は協力していきたいと考えております。


「安全ながれきであれば協力する」
「だが県ではなく市町村と県民の理解と同意が必要」
「国の説明と県民の理解が進めば協力する」

国の基準に対して異を唱えているのであれば、何を安全と考えるかの提示が必要だろう。それが県民の理解と同意であれば、県民はどう考えているのかが提示されれば、被災地はどうやったら受け入れてもらえるかを考える事ができるのだが、実際にはこれは「一見協力するとみせた否定」に近い。


個人的には受け入れ容認派ではあるのだが、受け入れないという判断は判断であって良いとは思う。ただその場合に「別のこんな形で(震災がれきの処理について)支援します」という代案の提示は難しいのだろうか。

現地を一度ならず見た経験からいえば、がれきの処理について何らかの支援は必要だとは思うのだ。広域処理に「反対」ではなく、ではどうやって処理するのか、それに対して域外からどのように支援するのか(現地に封じ込め後は国にお願いします、ではなく)という視点で語られないものかな・・・などと考えてしまった。

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