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2012年4月 4日 (水)

事前チェックは「検閲」なのか

今日は清掃活動があるので手短に。

雑誌「オルタナ」の編集長の森さん@setsumoriがこのようなTweetをしていた。

どうもPR会社や広報セクションにとって、取材を受けた原稿の事前チェックが当たり前になっているようだ。雑誌やウェブは当たり前のようだが、新聞はどうなのだろうか。事前チェックを当たり前のように応じてきた雑誌や編集部、記者側の責任も大きいだろう。これではまるで「検閲」だ。
2012年4月3日 21:19:25 webから

個人的にはそうした事前チェックは、検閲ではなく、最後の裏取りなのではないかと思っていたのだが、メディアの側からはそうは見えていないという事らしい。なんだかなぁと思ったのでこんなRTをしてみた。

誤報をしても訂正も謝罪もしませんから、事前チェックがないと怖くて取材には応じられないでしょうね。 RT @setsumori どうもPR会社や広報セクションにとって、取材を受けた原稿の事前チェックが当たり前になっているようだ。雑誌やウェブは当たり前のようだが、新聞はどうなのだ…
2012年4月4日 6:08:53 TwitBirdから

実際のところ、メディアにとって、誤報あるいは誤解に基づく報道に対する訂正の位置づけはどのようなものなのだろうか。少なくとも、他紙に社告を出して謝罪をしたり、元記事よりも大きな扱いで訂正をするといった例は目にした事がないと思うのだが、「情報」を扱う立場として、自分たちの出した情報の位置づけはその程度なんだろうか。

メディアの「誤報の訂正や謝罪」というのは、メーカーでいえば「商品のリコールや回収」にあたるだろう。それはつまり、元の情報を目にしたすべての人にリーチし、その誤解を解消する、という目的と意思を持って行われる必要があるという事だ。時折見かける囲みの訂正記事には、そんな意思は微塵も感じられない。

それは企業が自社のHP等で発信している情報を訂正するのとは意味が違う。自社のHPで扱っているのは、自らのリスクだが、メディアが扱っているのは他者のリスクなのだ。第三者としてそうしたリスクを扱う以上、責任と覚悟がより求められると考えるのは不自然な事だろうか。

たまたま時事通信の誤報の話 http://togetter.com/li/282901 などを目にしたりしたので、なんだかそんなことが気になってしまった。メディアはもちろん事前チェックなんかする必要は本来ないが、それはこうした場合の対応がきちんとできていればの話だろう。

ようするに「検閲」じゃなくて「添削」をしているんだと思うんだよね・・・。

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» 誤報の訂正がもたらすもの [ENIGMA VARIATIONS]
少し前に「オルタナ」編集長の森さんに噛みついた(?)話(http://proje [続きを読む]

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