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2012年9月14日 (金)

多様性と個性の境界

昨日はナレッジマネジメント学会の多様性研究部会。オフィスのファシリティにおける多様性の受容についてがテーマだったのだが、とても面白かった。

これまで部会の議論が、どちらかといえば多様性を「受け入れてもらう」側の議論だったのに対して、今回は多様性を「受け入れる」側の視点での議論になったからだ。それもマネジメントではなくファシリティという視点でだ。

考えさせられたのは「多様性」と「個性」をどこで線引きをするかという問題だ。その境界をどうするかというのは、まさに「受け入れる側」ならではの悩みで、新たな刺激だった。

例えばオフィスの椅子をどうするか。維持管理する側からすれば、誰もが使いやすいよう配慮しながらも、基本的には仕様を揃えたい。一方使う側からすれば、自分にあった椅子を使いたい。どこまでが「多様性への配慮」で、どこからが「個性というわがまま」になるのか、その線引きは非常に微妙だ。しかもそこに個々人の生産性という要素まで加わってくる。

自由と規律のバランスをどこでとるか、という問題にもつながってくるだろう。

組織には組織のポリシーがあるから、基本的には多様性への配慮といってもその範囲内での話にはなる。一方で優秀な人材を確保しようという時に、その組織のポリシーとのすり合わせをどのように行っていくかはとても大きな課題だ。それは組織にとっても個人にとっても重要な命題だろう。

もっとも、「規律」とは言いつつも、そのポリシーが組織ごとに異なるのであれば、それは組織にも多様性があるという事であり、組織の規律はいわば個人の個性と似たようなものと捉える事もできる。

そうであれば、組織が個人の多様性を受容するように、個人も組織の多様性を受容(選択?)する事がどこかで必要であり、その部分のマッチングをどうするかという問題になるような気がしなくもない。

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