« 積み上げ型タスク管理 | トップページ | 目の前の演奏会 »

2012年11月 2日 (金)

情報開示を評価する姿勢

申し訳ないがちょっと笑ってしまった。

2012年10月29日 奈良線 六地蔵駅の営業開始が遅延した事象について
http://www.westjr.co.jp/press/article/2012/10/page_2761.html

JR西日本のプレスリリースが話題になっていたのだが、ようは駅員が二度寝をしたために営業開始が遅れてしまいましたという内容のお詫びである。何というか、二度寝という表現が微笑ましい。

とはいえ、もちろん実際にこのトラブルに遭遇した人は笑ってはいられないだろう。いや笑ったかもしれないが、それでも怒って良いし、この説明に不服であればさらに問い詰めたって良い。当事者にはその権利がある。

だが、自分のような第三者にはこの説明をとやかく非難する権利はない。むしろ、そんな事はしない方が良い。無関係な第三者から批判が寄せられるようであれば、こうした情報開示はしない方が良いという結論に至りやすいからだ。それをけしからんというのは簡単だが、それはけしからんという人が満足するだけで、何ら社会に良い状況はもたらさない。

そもそも、このお詫びだけであれば、利用客に分かるように駅に掲示すれば十分という判断もできたはずなのだ。始発電車をたまたまその日だけ使ったという人がそうそういる訳がないし、それ以前に当事者にはすでにその場でお詫びをしているのが普通で、決着しているとさえ言える案件だからだ。

起こしてしまった問題に対する批判と、情報開示に関する反応は切り分けて考えた方が良い。「褒めて伸ばす」」ではないが、むしろこうした開示の姿勢は積極的に評価してこそ、なるべく開示をしていこうと考える事につながるだろう。

一番最悪なのは「リリースでこんな話を目にしたがけしからん」とか直接クレームをいれたりする行為になるだろうか。なんだかありそうで怖いのだが、頼むから義憤という個人的自己満足のためにそうした行為に走る事だけはやめて欲しいものだ。


ちなみに他のリリースを読むと「ご報告」というカテゴリーがこうしたトラブルに類する情報開示のようだ。今回のようにやや笑えるものだけではもちろんなく、オーバーランのような情報も報告されている。

起こした問題に対する批判はもちろん大切だ。だが、それは基本的に実際にトラブルにあった人に任せ、その情報を知っただけの第三者は、少なくとも黙って見守るか、むしろ開示された事を積極的に評価するぐらいの姿勢でいた方が良い。

直接関係ない第三者からの批判ほど、情報開示の意欲を萎えさせるものはないのだ。

|

« 積み上げ型タスク管理 | トップページ | 目の前の演奏会 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/22760/56023982

この記事へのトラックバック一覧です: 情報開示を評価する姿勢:

« 積み上げ型タスク管理 | トップページ | 目の前の演奏会 »