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2012年12月18日 (火)

個々の音が聴こえるという事

昨日は男性合唱を聴いてきた。

聴いていて感じたのは、綺麗にハモっている時には、個々人の声は聴こえないという事だ。逆にいえば、ああこの声はあの辺りのどなたかの声だな、というのが分かる時にはハーモニーが乱れている。

これはオケでも同じだろう。特に弦楽器はそうだ。

以前参加したアンサンブルで「綺麗にハモった時は自分の(互いの)音は聴こえない」(ハモった音だけが聴こえる)と言われてああなるほどと思ったことがあるのだが、要するに自分の音が聴こえるように弾いてはいけないのだ。

何故改めてそんな事を感じたかといえば、日曜日に府中の過去の定期演奏会の映像を見直したりしたからである。演奏として決して悪いわけではない。でも何というか「騒がしい」感じがある。特に音量を絞っている時はそうだ。

その原因は演奏者である我々が「自分の音を聴きながら」弾いてしまっている、つまり「綺麗にハモっていない」からではないか。もう少し正確に言うなら「自分の音が自分に聴こえるように」弾いてしまっているという事だ。

合奏の中で「自分の音が聴こえる」というのは、結局「あっていない」という事なのかもしれない。特に弦楽器は基本的に集団で弾いているから、その中で「自分の音」が聴こえてしまうというのは、音として浮いてしまっているという事でもある。

もちろんこれは「音を出さない=弾かない」という事ではない。しっかりと弾いた上で、その音が聴こえない状態を作るという事だ。これは相当難しい。それ以前に怖い。自分の音が聴こえない状態で音を出すというのは、ものすごく不安だ。

でもそれを安心できる状態に持っていってこそ、アンサンブルは成り立つのだろう。

そういえば、前回のドヴォルザークの練習中に、1回だけそれらしい状態になったのを思い出した。
交響曲第8番の第1楽章だったか第4楽章だったか、チェロの旋律の練習をした時に、チェロパートの音は聞こえるけれども、自分の音が聴こえなくなるという事があったのだ。

実際良かったとほめられたのだが、思えばあれがそうした状態だったのだろう。パート単独での事だったが、それをオケ全体でできるようになれば、アマチュア離れしたプロに近い音楽の領域に突入できるに違いない。

何かうまい練習方法でもないだろうか。自分の音を聴こえないようにする練習って難しいよなぁ・・・。

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