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2012年12月 7日 (金)

ストラディヴァリウス・カルテット

昨日は招待券をもらったのでストラディヴァリウス・カルテットのコンサートを聴きに行ってきた。何気に紀尾井ホールは初めてだったりする。

ストラディヴァリウス・カルテット
日時:2012年12月6日 19:00開演
場所:紀尾井ホール
出演者:ウォン・シャオミン(Vn)、ユン・ソヨン(Vn)、レヒ・アントニオ・ウジンスキー(Va)、マーヤ・ウェーバー(Vc)
プログラム
ハイドン:弦楽四重奏曲第74番ト短調作品74-3「騎士」
ヴィヴァルディ&ピアソラ:「四季」より
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810「死と乙女」

すべてストラディヴァリウスで、4台で総額30億円といった話はどうでも良いことではあるのだが、個人的にオーケストラよりも室内楽の方がライブの迫力は上ではないかと思っている。そんな期待があったためか・・・やや「?」だっただろうか。

ハイドンの冒頭はやや音がこもったように感じられる。あるいはそういうものなのかもしれないが、イメージではもう少し張りのある音が聴けるかと思っていたため、期待とは違っていた。弱音がしっかり聴こえるのは良いのだが、強音に伸びが足りない。生音が聴きたいとは思わないが、それにしてもスクリーンがかかったような音なのが気になる。

2曲目は、ヴィヴァルディの四季とピアソラの四季を組み合わせたプログラム。

[春]ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」第1番ホ長調RV.269「春」より第1、第2楽章
[夏]ピアソラ:ブエノスアイレスの四季 ブエノスアイレスの夏
[秋]ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」第3番ヘ長調RV.293「秋」より第3楽章
[冬]ピアソラ:ブエノスアイレスの四季 ブエノスアイレスの冬

ヴィヴァルディはやっぱり本来の編成で聴きたい・・・とは思いつつ、秋のソロ(2ndVnが担当)は迫力があった。アンコールの時にも感じたのだが、2ndVnのユン・ソヨンは、ソロの場面では弾き方も含めて迫力があるのに、2ndVnとしてはきちんと裏に回って表に出てこない良い仕事をしている。なるほど2ndVnというのはこういうものなのかもしれない。

さておき、2曲目はやはりピアソラが面白かった。多分奏者もこちらの方が好きなのではないだろうか。ただ冬の方はやや音が荒いというか、無理に鳴らしているような感じがあって、これももしかしたら楽器の響きにはあまりあってないのかもしれないなどと感じた。

シューベルトは、一部の細かいパッセージが聞き取りにくかったり、所々アンサンブルが乱れていたような気がする。もっとかっちりハマればもう少し綺麗な響きになっていたような気もするが、全体としてみるとやはり強い音のパワーが足りないように感じられる。
もっとも、協奏曲でオケと張り合うような音を無意識に期待してしまっていただけで、本来の室内楽はこうあるべきかもしれない。

辛口の評価になってしまったのは、期待が高かったためだが、会場からの拍手は大きかったし、アンコールも3曲と大サービスで、コンサートそのものの満足度は高かった。自分にとっては「ストラディヴァリウスという事をありがたがることはないよなぁ」と感じてしまっただけの話で、そうしたフィルターなしで聴いた方が楽しめたかもしれない。

それと弦楽四重奏は、そうはいってもオケのような多彩な音色を楽しめる訳ではない(今回の場合ピアソラは特殊な奏法なども入っていて、ちょっとアクセントになっていたが)ので、その辺りはやや飽きが自分の場合はきてしまうなぁなどと贅沢な事を考えてしまったのだった。

でも室内楽もいいなぁ。ピアノトリオとか、少し弦楽器以外の楽器も加わるようなコンサートを探して聴きに行ってみようかなぁ・・・。

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