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2013年1月28日 (月)

早期退職と退職金

ようするに会社員としてはこういうことを突きつけられたと考えれば良いと思うのだ。

・定年までに勤め上げたら退職金を減額します
・早期退職すれば退職金は満額払います

・・・で、早期退職したら「無責任」「裏切り者」と全社をあげて糾弾するけどどっちにする?と。

“早期退職”7県で450人余に
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130123/k10015007351000.html

政治家だったらこんな感じ。

・任期まで勤めあげたら同一選挙区からの再選は禁止されます
・解散もしくは辞任をした場合はその限りではありません

・・・で、残り2ヶ月でまだ大事な法案の審議も残っているけどどっちにする?と。
(残り1日とかで解散しそうだけど・・・きっと万歳して解散するんだろうなぁ。)

お金の多寡の問題ではなく、結局のところ彼らに何が求められていたのかが曖昧なのだ。

退職金の民間との格差是正、という目的があったことはよく分かる。でもそれが目的であれば、早期にやめようが定年まで勤めようが目的は達成されるのだから、何も問題にする必要がない。教師の場合、期中でやめると現場に混乱が起こるのは確かだが、それも折り込みで行うのが制度設計というもので「やめないと思っていた」というのは設計側の甘えにすぎない。

というか、格差を是正するなら下方ではなく上方に合わせていくような工夫をして欲しい。

それにそもそも「お金」が原因で辞めたんだろうか。

先のような命題を会社から突きつけられたら、自分はどう思うだろう。お金が減るとかいう以前に、会社に裏切られたと思うんじゃないだろうか。仕事に対するモチベーションをどれだけ保てるだろうか。「もういいや」と見切りをつけてしまうのではないだろうか。

それでも、抱えている仕事への責任感が優先されるかもしれない。でも逆に仕事への愛着が強いほど絶望感が大きくなる可能性もある。それは人それぞれだし、それについて自分は何も言えない。

「お前の仕事は退職金を減らされる程度の仕事だった」という烙印を受け入れて退職するのか。
「お前は仕事を途中で投げ出した裏切り者だ」という烙印を受け入れて退職するのか。

何だかやるせない話だなぁと思ってしまった。

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