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2013年2月28日 (木)

議会の役割、役所の役割

少し前に、電車の車内吊りで東京都議会の広報(広告ではないよなきっと)を見た。
内容は、これから都議会がスタートします(もちろん来年度に向けた審議がスタートします、という話)というもの。どういった会議がどういった日程で行われますというお知らせだった。

多分これ↓
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/poster/2013-1.html

その時にふと思ったのだ。議会で審議される法律や条例というのは、

そういえばこの間都議会の車内吊り広報を見かけて「法律って市民にこうしなさいというためじゃなく、行政がこうしますというためのものなんだよな」とちらっと考えたのをふと思い出した。 / “いじめ対策へ法整備・道徳教育を 教育再生会議  …” http://t.co/s5NhyyKxMP
2013年2月27日 8:07:43 Hatenaから

と捉えた方が良いのではないだろうか、と。

もう少し踏み込むなら、行政機関に対して「こうしなさい」「こうしてよろしい」というルールを提示するためのものということだ。

例えば、消費税。国民に「消費税を払いなさい」と命令するものではなく、行政に「消費税を徴収しなさい」と命令するものと考えたらどうだろうか。違反者に対してはこのように対処してよろしいといった罰則も考え方は同じだ。

なぜそのように考えるかといえば、そう捉えると「議員」というのは「市民を指導するリーダー」ではなく「市民を代表する代弁者」であることがはっきりするからだ。市民の代弁者である議会が、強力な執行力を持つ行政に対して「こうせよ」と基本方針を指示をするのが法律や条例の役割であり、行政の「今年はこうしたいと考えます」を審議・了承するのが、こうした議会での議論の目的だとすると、なんとなく(まぁなんとなくだが)スッキリする気がする。

あえていえば、自治体の場合は首長がリーダーということになるだろうか。そのリーダーに対して、一定の行動制限をかけ、独断をさせないための装置が、市民の代表による議会という訳だ。
(そういう意味では国の場合はまたちょっと事情が異なるかもしれない。)

で、実はそのように考えると、公務員というのは任期制でも良いような気がしてきた。毎年議会で翌年度の方針や予算が決定され、その範囲内で執行を行うのが公務員の役割だとすれば、その都度人が変わっても、あまり問題はないのではないか。特にキャリアと呼ばれるリーダークラスは、それでも良いような気がする。

そうすれば、常に民間との間で人の入れ替わりが発生して、組織の新陳代謝が行われることになるから、「天下り」みたいな問題も発生しない。実際には同じ人がループするような仕組みを作り上げてしまうのかもしれないが、それは考え方の問題というよりもシステムの問題だろう。

キャリアは高給で任期制、ノンキャリアは高給ではないが雇用保証、そんな切り分け方はできないだろうか。

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