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2013年3月 4日 (月)

消費者の役割

今朝のプロントのモーニングのゆで卵は熱々な上に半熟だった。好みの問題もあるだろうが、固茹での冷たいゆで卵よりずっと美味しい。

サイコー!と言いたいところだが、出てくるまでは少々待たされた。レジも多少混乱していて、ようは開店前の「準備不足」が、「やや茹で時間を短縮した出来立てのゆで卵」につながっただけ、という捉え方も出来るだろう。惜しかったのは、卵を待つ間にパンがやや冷めてしまった事だろうか。

まぁそういったことも楽しむのが客のたしなみであろう・・・などと考えながら、そうやって「自分の果たす役割」を考えることが、消費者の責任かもなどと感じた。サービスという捉え方であれば、ホストにはホストの役割、ゲストにはゲストの役割があり、ゲストは一方的に受け取る側ではないと考えればわかりやすいかもしれない。

あるモノを対価を支払って入手する。それは対価かもしれないが、そのモノの生産行為へのある種の参加と捉えることも出来る。「消費者」と切り分けてしまうと見えづらいが、資金を提供し(事前ではないにせよ、対価を支払うということはそういうことでもある)、使い勝手にフィードバックをする(クレームを含め)というのは、生産行為のサイクルの一部と考えて良いはずだ。

コンサート、特にアマオケのコンサートで考えると分かりやすいかもしれない。

アマオケの場合、コンサートを行う費用の多くは、実質的には出演者負担だ。観客からチケット代をいただくが、それだけでコンサートが成り立つ程ではない。出演者と観客双方が「お金を出しあって」成立していると言えるのがアマオケのコンサートだろう。

その場合、チケット代は「聴かせてもらう音楽への対価」ではなく、「コンサートという場への参加費」と位置づける事はできないだろうか。

コンサートというのは、演奏者と聴衆がいて成り立つ。これは経済的な話ではなく、ホールの響きは聴衆の存在を前提にして調整されているので、その場で奏でられる音楽は、演奏者と聴衆の共同作業として「この世に2つとない」時間と空間を生み出すという話だ。聴衆はただ「音楽を聴く」というサービスを享受する者ではなく、その場を構成する一員として、音楽という一種の生産行為を高める役割も担っている。

消費者の役割というのもそういうものなのかもしれない。

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