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2013年3月 1日 (金)

ワークライフアンバランスは成果につながらない

今朝はややネタに苦しむ・・・こちらのブログももう一つのブログも。

昨日はハンガー・フリー・ワールドのカウントボランティアの後、平河町ライブラリーに寄って仕事の続きをした。仕事を持ち出した訳ではなく、考えをまとめるという事をしたのだ。冷静に考えれば、会社での仕事というのは単位時間あたりのアウトプットで評価される側面があるから、「時間外に」インプットや考えの整理を行うのは、効率的といえば効率的な進め方ではある。

それで少し前のこれを思い出した。

ワークライフ「アンバランス」に積極的に取り組むべき理由
http://www.lifehacker.jp/sp/2013/02/130227wrklifblnc.html

個人的にはこの考え方には与しない。というか、バランスの捉え方を意図的にずらしているんじゃないかと思うのだが、ハードワーカーというのは、そもそもその状態でバランスを保っているからこそ、成功するのだ。アンバランスなハードワークが成功につながるとは、ちょっと想像できない。

そもそもワークライフバランスは「時間」という視点で捉えるものではないだろう。ただ、その方が客観的に(金額による評価と同様に)かつ「他者との比較が」しやすいだけの話だ。で、そうやって比較をすることによって、バランスが取れているとか取れていないとか、取るべきだとか取らないべきだといった話になる。

でも、他人がどうというのは関係のない話だ。

例えば自分の場合、仕事(というか勤務)は大体定時で終わらせているのだが、そのあとも大抵は予定があるし、土日の休日も何かしらの予定があることが多いので、そうした場合のTweetを見て「ハード」と感じる人もいるようだ。でもそれは他人の感じ方の問題であって、自分としては格段ハードと感じたことはない。むしろ他の人の方がよほどハードだと思っている。

そもそも、本当のハードワーカーは、それをハードとは思っていないだろう。周りがハードと思っているだけだ。自分がハードと思い始めたら、それはバランスを失いつつあるということであり、まさにアンバランスということになる。それを勧めるというのは根本的に間違っている。

もっとも、一方で周囲を犠牲にしたハードワークは、別に褒められたものではない、という事も考えておく必要はあるだろう。日本でワークライフバランスが問題になりやすいのは、それが時間を犠牲にしており、その時間を共有すべき他者を犠牲にしている事が多いからだ。一般的にグローバルなハードワーカーというのは、時間は犠牲にしていない。そもそも、時間を犠牲にするような働き方では最高のパフォーマンスを叩き出せないと考えるべきだ。

そう考えると、時々見かける「アンチワークライフバランス論」というのは、仕事を成果ではなく姿勢や時間で評価する姿勢が染み付いているからそういう捉え方をしてしまうんだろうな、と思わなくもない。

パフォーマンスが低いなら、姿勢を云々するんではなく、成果でバッサリ評価すれば良いだけの話だ。ワークライフバランスというのは、評価を上げろという要求ではないのだから。

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