« 他人の文章 | トップページ | サラリーマンに自由はないか »

2013年3月29日 (金)

本能的判断と理性的判断

脳というのは本能的に物事の白黒をつけたがるそうだ。

白黒がはっきりすれば、その結果が何であれ脳は「安心」する。変な言い方だが「危険である事がはっきり」すれば、脳は「安心して」その回避行動に専念するようになる。逆に危険かどうかがはっきりしないと、脳は不安を感じてなんとか白黒つけようとする。

白黒をつけるのが脳の本能だとすれば、理性とはまさに「白黒つけないでとどまる」能力なのではないだろうか。グレーゾーンを受け入れ、その中で判断をする能力こそが、まさに理性の力なのかもしれない。

そうすると「理性的な判断」というのは、何かをどちらかだと決めつけて判断してしまうことではなく、もう一方が正しいかもしれないことは受容しつつ意思決定を行う事だとも言える。

客観的な事実というのがあった時に、その事実を根拠に「客観的に正しい」判断を行うのは、白黒の判断基準を自分自身ではなく「客観的事実」に求めている時点で、白黒がはっきりした本能的な判断といえる。

その事実は参考にしつつ、しかしそうではない可能性も考慮して「主観的にどちらか」という判断を行うのは、グレーゾーンに身をおいたまま、自らに判断基準を求めている点で、理性的な判断といえる。

別に理性が正しく本能が間違いとかいった話ではなく、今自分が行った判断はどちらで、相手の判断はどちらであるか、という話。両者の判断が食い違った場合、多分、本能同士の判断はぶつかり合い、理性同士の判断は逆に許容し合うだろう。

|

« 他人の文章 | トップページ | サラリーマンに自由はないか »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/22760/57056793

この記事へのトラックバック一覧です: 本能的判断と理性的判断:

« 他人の文章 | トップページ | サラリーマンに自由はないか »