« iPadを活用する | トップページ | 不完全なアンサンブルにおける練習 »

2013年6月19日 (水)

本番に間に合うのか

今朝は昨日の夜に中途半端になってしまったTweetの続きを考えてみる。

・・・ねるなよ(笑)

本番が近づくにつれ、本当に間に合うのだろうか?と思うことは珍しくない。というか、アマオケでは普通に発生するだろう。個人的な間に合うだろうか(弾けるようになるだろうか)というのは、悩む間があったら練習しとけ、で良いのだが、オケ全体のアンサンブルについては、指揮者でなくとも悩ましいところだ。
(まぁでも指揮者にとって最も悩ましいのは間違いないが。)

経験上(少ないが)、アマオケ、特に市民オケのレベルは本番直前にいきなりあがる事がある。アンサンブルや大学オケでは、おそらくそういったことがあまりない。違いは何かといえば、技量云々以前にそもそもメンバーが揃った状態で練習が出来ているかどうかだと考えている。
(だから大学オケについても、「エキストラに頼らない」オケに限定される。)

これは単純に「上手な人がエキストラで加わるから」といったものでもない。「パートが揃っていないアンサンブルはそもそも不完全なもの」という、もっと根本的なものだ。

指揮者やプロの音楽家、アマチュアでも音楽をよく理解していれば、その不完全さをイメージで補った上で、アンサンブルを完結させる事ができる。が、多くのアマチュア、特に楽器を弾くので精一杯な場合は、そんな余裕はない。それは「先に響きのイメージがあって、その中での自分の役割を自覚しながら演奏する」という本来のあり方ではなく、「耳に聞こえてくる響きにとりあえず合わせて演奏する」というアンサンブルを生む。

もちろん後者がまったくダメという訳ではなく、アマチュアなのだからそうなってしまう限界はある。問題はその時に「聞こえてくる響き」がそもそも一部のパートが欠落した不完全なものである場合だ。それは管楽器のように居ないことで完全に欠落してしまう場合もあれば、弦楽器であっても過不足によって不安定になるという事もある。

アンサンブルの完成度を高める作業というのは、突き詰めればそれぞれのバランスをどう調整するかだろう。極端な話、その中に「弾けない」人が混じっていても、それも含めて全体のバランスをとるのがアンサンブルだ。しかし、バランスを取ろうにも、そもそも不完全な体制ではどうしようもない。

だが逆に、パートが揃い始めれば、そのアジャストは劇的に進むとも言える。本番直前の急激なレベルアップは、多分そんな事情なのだろうと考えている。よく「(最終的に)できるならもっと早くからやろうよ」という意見があるのだが、これは「できるけどやらない」のではなく「揃わないうちはできない」事案のような気がするのだ。

・・・ま、でもだから揃うまではどうしようもないと言っていては話が進まないわけで、それを踏まえた上でどのような練習をしておくかが問われることになる。それはまた後日考えよう。

|

« iPadを活用する | トップページ | 不完全なアンサンブルにおける練習 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/22760/57621713

この記事へのトラックバック一覧です: 本番に間に合うのか:

« iPadを活用する | トップページ | 不完全なアンサンブルにおける練習 »