« 生産性の定義 | トップページ | トップサイドの役割 »

2013年10月22日 (火)

ブランド体系とブランド戦略

日経新聞の「ブランドビジネス」という連載記事で、BMWが取り上げられていて、この間のセミナーで、BMWのようにコーポレートブランドに一般名称などを組み合わせるブランド構築の方法を「マスターブランド体系」と呼ぶと紹介されていたのを思い出した。

検索してみると、GLOBIS.JPの記事が引っかかった。
http://www.globis.jp/mw601

これによると、マスターブランド戦略というのは、コーポレートブランドの下に複数の事業や製品カテゴリを展開していく戦略と説明されていて、先日のセミナーのニュアンスとは少々異なる気がした。メリットは一つのブランドに資源を集中投下できること。効率的という事だが、一方で依存リスクや衰退リスクもある。

マスターブランド戦略とは違って、個々のブランドを独自に展開するのは、マルチブランド戦略という。同一カテゴリで複数のブランドを展開することにより、市場シェアの獲得やリスク分散といったメリットがある一方で、資源の分散投資というデメリットもある。その辺りはマスターブランド戦略と正反対ということだろう。

BMWの場合も、実際には「ミニ」や「ロールスロイス」を傘下に持っているので、その面ではマルチブランド戦略と捉えることができる。記事によればブランドの再構築を行っており、例えばミニは大衆車の位置づけから、高級感を重視するグループの入門車の役割を担う存在を志向しているそうだ。

そういった意味では、あまり明確にどの体系と当てはめるのは難しいのかもしれない。
それに体系として捉えてしまうと、その整合性みたいなものに目を奪われてしまうのだが、実際には戦略として捉えて、結局どうしていくかが重要な気もする。

GLOBIS.JPにはこんな記述もあった。

個々のブランドについて、「これは製品ブランドか、ファミリー・ブランドか」と厳密に区別することは、あまり意味がない。重要なのは、ブランドの階層を整理したうえで、企業が展開するブランドを体系化し、管理することである。
http://www.globis.jp/mw594

階層を整理し体系化する上で、個々のブランドが製品ブランドかファミリーブランドかというのは結構重要な気もするのだが、これもようは「整合性」よりも「戦略性」が重要と言っているのかもしれない。

そういえば、戦略的視点ではブランド体系を捉えたことがないかもしれない。反省。

|

« 生産性の定義 | トップページ | トップサイドの役割 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/22760/58431303

この記事へのトラックバック一覧です: ブランド体系とブランド戦略:

« 生産性の定義 | トップページ | トップサイドの役割 »